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11・12月観戦記

☆11/2  サントリー○45-38東芝府中

サントリー-5分ウルイナヤウT、31分山口TG、37分吉田TG、後半3分山口TG、6分小野沢TG、25分ウルイナヤウT、36分中村TG(計7T5G、45点)
東芝府中-3分松田T、12分ホルテンTG、15分石川TG、17分松田TG、20分石川T、25分マクラウドTG(計6T4G、38点)
○立ち上がり、ポイントへの集散の速さで優位に立った東芝、ボールを支配し続けて、番狂わせもあるかと思われたが、前半25分のトライを取ってから、東芝から勝利の女神が去っていった感がある。サントリーは攻め込んではミスを犯して、スペースを突かれては大きくゲインされる場面が多く見られたが、主導権を握り始めると地力で勝り、徐々に得点を縮める。慌てずにしっかりボールを支配し、逆転につなげた。
サントリー-@長谷川A坂田→山岡B元吉→中村C早野DワシントンE大久保直F呟G大久保尚H田中I伊藤→沢木J小野沢K山口LウルイナヤウM吉田→瓜生N栗原
東芝--@高橋A塚越B桜井C釜沢D大野E渡辺F宮下GホルテンH伊藤I島崎J石川KマクラウドL小山田M松田N立川

☆11/3 同志社大学○60-29近大  京産大○90-5大経大

同志社-6分望月T、35分飯尾TG、38分竹山TG、後半2分中矢TG、5分飯尾T、13分平TG、18分荻原T、24分表T、30分中矢TG、33分正面T(計10T5G、60点)
近大-1分PG、22分宮里TG、32分阿久田T、後半32分宮里TG、37分馬渕勝TG(計4T3G1PG、29点)
○序盤近大FWの出足良く、同志社ボールコントロールが安定せず、同志社はリードを許す。FWは、ラインアウトはまずまずだが、スクラムで押され、接点でもからまれてボール出しが遅く、良いボールがバックスに供給できず、30分過ぎまで完全に劣勢のまま、主導権が握れない。ようやく、ボールを支配し始めると、35分、38分と連続トライを奪い後半に望みをつないだ。後半開始早々から、FW、BKリズムに乗った攻撃が見られるようになり、デイフェンス面でも余裕が見られるようになり30分の中矢のトライで勝負を決めた。ところが、そこで安心したのか、近大の攻撃を止めきれず2トライを奪われたのはいただけない。ボール支配権を失った時の戻りが速くなっており、組織的なデイフェンスを意識するようになっているが、しっかり一次防御で止めきれないと、ゴール前ではまだまだ耐え切れる力は無い。FWの力強さがない。安定した力になるまで頑張って欲しい。近大は、良い攻撃ができるものの、デイフェンス面での整備がまだまだ。
同志社-@田中A荻原B表→中村C浦D藤井E飯尾F望月G熊谷H竹山I徳野J中矢→谷岡K今森L平M正面N吉田
近大-@小柳A古川B細C馬渕勝D北川E漁野F本多G香西H阿久田I宮里J馬渕K荒井L野々村→渡海谷M松井N泉
京産大-3分五十嵐TG、12分来島TG、15分田仲TG、25分廣岡T、34分三宅T、39分五十嵐TG、後半4分迫田TG、7分松尾TG、15分南T、18分迫田TG、23分迫田TG、30分廣岡T、35分迫田TG、40分廣岡T(計14T9G、88点)
大経大-後半10分中島T(計1T5点)
○京産大、FWの強さを生かしてゲームを支配し続ける。SHのFWをうまく使ったボールコントロール、そしてタイミングよくバックスに供給されるボールが小気味良くトライにつながる。また、右に左に大きなパスをつなぎスペースをつくのが実にうまく、大経大デイフェンスは対応し切れなかったのが敗因である。大経大も、ときおり京産大陣に進むのだがゴールを背負ったデイフェンスでも穴が少ないので、攻めきれなかった。
京産大-@上田A中川B五十嵐C来島D福元E伊藤F川口G長田H田仲I久保J迫田K松尾L尾方→南M廣岡N三宅
大経大-@糸目A東口B毛利C深谷D中島E田中F伊藤G森井H広部I北川J竹島K井上L星田M辻野N赤井

☆11/3 慶応大○34-21明治大   帝京大●10-64早稲田

○明治、敵陣で試合する時間長いものの、リズムが悪くチャンスを物に出来ない。逆に、慶応好デイフェンスで明治の出足を止めて、カウンターからの少ないチャンスを生かしてのトライ流石である。チームとしての目標をしっかり押さえて、そこに向かって全力を尽くしているように見受けられる。早稲田戦で、どこまで通用するか。
○帝京、であしは良かったものの、次第に早稲田のペースになると、ミスを続発したのは残念である。誰が悪いというのではなく、強い早稲田相手だからこそ、自分たちのリズムを大切にして、ミスを少なくしたかった。ひたむきなチャレンジャー精神でぶつかることを求めたい。早稲田は、傲慢さが見え始めている。リズムが崩れると、意外な弱さが出てきそうな予感がする。

☆11/9 ワールド52-29ホンダ  神戸製鋼73-19近鉄

ワールド-6分大西TG、25分織田TG、28分由良TG、34分南TG、後半3分織田TG、15分黒川T、17分スタワーズTG、42分長T(計8T6G、52点)
ホンダ-12分安達T、32分PG、38分PG、後半11分PG、20分スースーT、25分田川T、31分安達T(計4T3PG、29点)

○ワールド、堅実にパスをつないで、得点を重ねた。ホンダのデイフェンスも対応しているのだが、ワールドの攻撃力が勝った。12分の安達のトライは、インターセプトというよりはうまいタイミングで走りこんできたところにボールが来た形で取られたものである。今日の試合では福岡が良いステップを踏み、ゲインしていた。後半20分〜30分過ぎまで集中力がかけて連続トライを奪われたのはいただけない。

ワールド-@北迫A安田B山本C高田→長D黒川E大内F舛尾Gトキノ→スタワーズH岡I由良J織田Kテイボキ→パエワイL大西→白谷M南N福岡→西村
ホンダ-@田川A日出山B久保木C秋田D西埜E比見F上村G土岐H吉田I椎村J安達KバイヤースLスースーM山崎N鈴木
神鋼-15分ミラーTG、20分伊藤TG、33分元木TG、40分PG、後半5分平尾TG、8分苑田TG、10分八つ橋TG、15分アングレッシーTG、20分苑田TG、37分松原TG、40分石井TG(計10TG1PG、73点、G2本今村)
近鉄-後半25分山下TG、29分キバルTG、32分山下T(計3T2G、19点)

○神戸、前半はパスがうまくつながらず、ボールを支配している割にあまり得点を挙げることができなかった。デイフェンスは堅く安心して見ていられた。ワールド戦の敗北のショックは払拭されていると見た。後半の近鉄の得点は、野澤のシンビンの時であり、仕方ないのかもしれないが、ミラーが交代するとリズムが悪くなったこともある。ゴールキック、アタック時の判断、デイフェンスの要としてのミラーの比重は大きいと改めて認識させられた。

神戸-@藤A松原B清水→石井C池上→富岡Dラーセン→アングレッシーE野澤F小村G伊藤H苑田Iミラー→今村J増保K元木L竹下→ホラM平尾→桑原N八つ橋
近鉄-@石田A辻本B浜辺C佐藤憲Dファラニコ→キバルE坪井F岸本G佐藤幹H前田→橋本I小寺J山下K栢本L飯泉→山崎M西尾Nラヤシ

☆11/10 同志社43-17大体大  立命館46-47近大

同志社-13分端迫T、後半4分藤井TG、11分表TG、17分認定TG、20分正面TG、26分中矢T、36分竹山T(計7T4G、43点)
大体大-3分猪瀬T、33分久住T、後半24分久住TG(計3T1G、17点)

◎同志社はペナルティからの、ラインアウト、そしてモール。その攻撃で取ったトライが4つある。相手ミスからのターンオーバーが契機となったのが2個。きれいに意図して取ったトライがないのが残念である。デイフェンスもまだまだ甘いし、アタックで個人の突破に頼らなければならないのは苦しい。組織で抜くためには、もう一ひねり工夫がいる。もちろん、密集でのボールだしの早さであり、サポートの速さも必要である。(同志社コラム

同志社-@田中A荻原B表C浦D藤井E望月F端迫→飯尾G熊谷H竹山I徳野J中矢K今森L平M正面N吉田
大体大-@猪瀬A安岡B八代C三浦D松岡E川口F近松G姫野H小林I中西J久住K三田村L峰M赤木N今西
近大-2分泉TG、32分宮里TG、後半11分川添TG、16分宮里TG、36分松井T、38分泉TG、40分川添TG(計7T6G、47点)
立命館-13分籠池T、23分山村TG、37分森川TG、後半20分村上T、25分高木T、27分仙波T、30分森川TG、33分市来T(計8T3G、46点)

◎近大、終盤になっても諦めることなく、トライを取りに行ったのが功を奏した。ロスタイム、いつノーサイドの笛が吹かれてもおかしくない時間帯。NO8が、立命デイフェンスの裏に抜けたのを機に30mを走りきった。執念の逆転。相性もあるかもしれないが(昨年も勝っている)、近大の攻撃力健在を見せつけた。対して、立命は昨年以上の戦力を擁し、勝ち方を知っていたにも関わらず、最後は近大の気持ちに負けてしまった。攻める時のボールだし、そしてサポートの早さは関西一であることは間違いない。全国大会に向けて、受身ではなくチャレンジャーとしての気持ちを忘れるな。

近大-@小柳A藤井B細C馬渕D北川E漁野F本多G川添H百瀬→阿久田I宮里J松井K荒井L野々村M泉N渡海谷
立命-@仲谷A堀内B久納C柿本D谷口E村上→寺井F籠池G阿部H松岡I馬場J高木K仙波→今田L守屋M森川→稲田N山村→市来

☆11/16  ヤマハ発動機36-31近鉄 神戸製鋼38-21トヨタ自動車

ヤマハ-2分TG、16分西村T、34分四宮TG、後半1分マットソンTG、31分認定TG、41分PG(計5T4G1PG、36点)
近鉄-5分TG、10分栢本T、29分橋本TG、後半18分栢本TG、25分橋本T(計5T3G、31点)

近鉄の攻撃もラヤシの動きをうまく使って、ヤマハのデイフェンス網を突破しては、ヤマハとの得点を均衡させる。ヤマハは、外人バックス2人をうまく使っては、バックスリーで得点を取る。最後までもつれるという予感があったものの、31分ヤマハが認定トライを決めた後は流石に試合を支配しつづけ、近鉄陣内でのバオール争奪戦となり、ヤマハが逃げ切った。

ヤマハ-@高木A浜浦→中林B中越C川原D勝又E久保F村瀬→本間G木曾H村田I堀川JソトゥトウKマットソンL今利M西村N四宮
近鉄-@石田A辻本B浜辺→阿部仁C阿部浩Dファラニコ→キバルE坪井F大谷G佐藤H前田I今井J藤坂→橋本K栢本L山崎M西尾Nラヤシ
神鋼-13分苑田TG、20分八つ橋TG、30分竹下TG、40分PG、後半29分大門TG、34分増保TG(計5TG1PG、38点)
トヨタ-26分リーケルマンTG、後半26分豊山TG、37分キャシュモアTG(計3TG、21点)

トヨタ、神戸ゴール前に迫るものの、後一歩が遠い。スクラムでは勝っているものの、ラックモールでのボールコントロールが悪く、再三再四ターンオーバーされて押し返される。そしていつのまにか自陣でのボール支配権争いとなり、トライを献上する結果となった。神戸も持ち込んだボールを活かしきれない(パスミス、ランの悪さ)。ただし、ここぞという時には集中力があったのは神戸であり、その差がノーサイドのときについていた点差となった感がある。

神鋼-@南條A松原B清水C池上D富岡→アングレッシーE野澤F小村→川上G伊藤H苑田IミラーJ増保K元木L竹下Mホラ→大門N八つ橋
トヨタ-@山本→高柳A岩間→七戸B豊山C椎村DリーケルマンE菅原F鷲谷GティアティアH奥野I広瀬J蛎崎K難波L福島MオトN三木→キャシュモア

☆11/17  同志社50-46京産大

同志社-5分荻原TG、26分正面TG、29分竹山TG、38分山下TG、後半2分中矢TG、9分吉田TG、23分平T、36分PG(計7T6G1PG、50点)
京産大-15分川口T、17分田仲T、23分南T、34分島路T、後半9分上田T、27分認定TG、33分田仲TG、42分島路TG(計8T3G、46点)

○同志社、逃げ切りを念頭に置いた後半36分のPG。もう疲れていたのか、それとも京産大の追い上げに泡を食ったのか。勝てば良いというのではなく、ひたすら攻め続ける気力を失わないで欲しいものである。結局京産大のミスで勝ちを拾った形になったが、スクラムの強化、デイフェンス面のギャップの問題。ボール出しをスムーズにして、攻めるリズムをしっかり作る。もちろん最大の問題点はスクラムの強化。押せる場面も見れたのだが、ゴール前ではこらえきれない事が多い。ゴールキックの差で勝利を得たもののこれでは全国大会を勝ち抜くのは厳しい。そう思わざるを得ない。それとも京産大のしつこい攻撃が素晴らしかったのだろうか。(同志社コラムも参照ください)

同志社-@南A荻原B表→田中C浦D藤井E望月F端迫G熊谷H竹山I徳野J中矢K今森→山下L平M正面N吉田
京産大-@上田A中川B五十嵐→山崎C来島D福元E伊藤F川口G長田→岡崎H田仲I島路J迫田→廣岡K松尾L南M三宅N久保