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☆6/26 豪州51−15イングランド
豪州ー3分PG、10分PG、18分Jツィキリ→Nロフ→MラズボーンTG、21分PG、40分Iラーカム→N→MT、 後半4分PG、14分ラズボーン右サイド一杯でキックしてボールを追いかけそのままグランディングT、17分Hグレーガン→N→AポールTG、24分H→AポールT、29分ツィキリ、パスを受けるタイミング良く裏に抜けてそのままTG(6T3G5PG計51点) イングランドー13分PG、30分Jコーエン→FR.ギルT、後半9分ボールの継続がトライを生む、GダラーリオTG(2T1G1PG計15点) ◎昨年のワールドカップ決勝戦の再現。とはいっても、ウィルキンソンがいないとイングランドの得点力はがた落ち。FWの力は落ちていないと思われるが、密集での球出し、ボールの継続、そして決定的な場面での仕事師がいないイングランドは、攻めてはいるがトライを挙げるまでには至らない。もちろん、豪州のデイフェンスがなかなか崩れないという側面があるのも、イングランドの得点力低下は厳しい現実である。豪州はいまだにグレーガン・ラーカムコンビ頼みの面は否めないが、CTBのギタウ、モートロック、FBのジョーロフ、WTBのツィキリ、ラズボーンといったバックスは攻めて良し、守って良しと言うことなし。ワールドカップでは、得点力のなさで苦戦したが、それは解消されつつあるのではなかろうか。ただし、イングランドも同じ事が言える。リズムを作りえなかったがゆえに負けたのであって、これで得点力が増せば分からない。 |
☆7/17 豪州7−16NZ(トライネーションズ)
豪州ー後半31分NZゴールポスト前へのキック→NZWTBロコゾコキャッチしきれず前に落とす。そのボールをCTBモーとロック追走の末確保そのままゴールラインを超えるTG(1TG計7点) NZ−前半34分PG、後半5分PG、後半22分ラインアウト→モール→ラック→WTBロコゾコ→WTBハウレットTG、39分PG(3PG1TG計16点) 冷たい雨が降り止まないウエリントンで行われた、2004年度トライネーションズ第1戦。天候のせいもあり、ノックオンは多かったものの、ハンドリングエラーは意外に少ない事に感心させられた。さすが強豪国同士の対戦。どんなコンディションにおいても、それなりに引き締まった試合を見せてくれる。デイフェンスはほぼ五分。アタックは、NZが少し上回っていたか。前半は、相手の出方を見る意味も有り、両チームともキック合戦の色彩が強かった。もちろん、ミスによる失点を両者とも恐れた点も忘れてはならない。後半になると、NZがボールをまわし始めて、それがゲインをきる機会を増やし、試合は動いた。FWで若干優勢にあったNZが、後半22分ついに豪州のDFの穴をついて左に展開、あまったWTBハウレットがゴールラインを越えた。31分それまでチャンスらしいチャンスをつかめなかった豪州がNZゴールポスト前に絶妙のパント。それをつかみそこねたロコゾコ、そして諦めず追走したモートロック。これはモートロックの完全な読み勝ちのトライである。残念ながら、相手陣で戦いを進めていたNZがPGで勝り勝利を掴み取ったが、これはなんともいえない。次は豪州での試合。若干フロントローではNZが勝っていると思われるが、どちらに勝利の女神が微笑むのかは本当に分からない。 |
☆7/24 NZ23−21南アフリカ
NZ−10分PG、13分PG、18分PG、30分PG、後半12分PG、29分PG、40分ハウレットT(計1T6PG23点) 南アフリカー1分ターンオーバー→WTBデビリエTG、25分Hキック失敗するもサポートが良く→E→Gクロージェ右隅にTG、35分HTG(計3TG) スプリングボクス、NZ選手が気合の入る前に(ハカを披露しているのでそんなことはないと思うが)、ターンオーバーから一瞬にしてトライを奪う。NZデイフェンスもそんなに甘くないのだが、スプリングボクスの攻撃がスピーディであるため、若干のタイムラグを上手く見つけて小気味良くゲインしていた。スプリングボクスは、今年もまた前に出るデイフェンスで、オールブラックス選手にプレッシャーをかけ、カウンター狙いの上手さはみていて気持ちが良い。両者ともに、前後半を通じてリズムをつくりボールをつないでいたのは圧巻である。後半最初にNZ陣奥深く蹴りこんだボールをロコココが戻り必死のセービングを見せたのも、さすがトライネーションズである。前半、NZのSOスペンサーがキックを多用して、ボール支配権を握りながらリズムがつかめなかったのは残念である。南アフリカのデイフェンスに対しそれが正攻法であるのだが、それで崩せずようやく後半パスでつなぐことで南アフリカを突き放した。 |
☆7・31 豪州30−26南アフリカ
豪州ー7分絶妙のハイパント→WTBツィキリTG、32分SOラーカムT、40分PG、後半5分PG、17分ラーカム裏に抜けて→FBレイサムT、31分モートロック→ラーカム→WTBラズボーンTG(2PG4T2G計30点) 南アー4分PG、12分キック→SOヤコT、19分PG、23分インターセプト→JT、後半8分PG、23分グラバーキック→デュプロイTG(3PG3T1G計26点) 南ア、ディフェンスからの切り替えしで一瞬のプレーで局面を変えれるタレントぞろい。見ていてスリルのある展開多し。豪州は、ディフェンスが良いものの、アタックに変わるともう一つまとまりがないというか、少なくとも前半はキック多用で何をしたいのか見えてこなかった。それをつかれて苦戦していたように思う。後半になると焦点を絞り、ボールの継続を心がけて、チーム力で押し切ったように感じられた。それにしても、南アは、個々の才能を遺憾なく発揮してくれる。これでチームとして機能し始めるとNZも豪州も苦戦は免れないであろう。 |