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トップリーグおよびトップウエスト観戦記

3/16   サントリー18−40三洋電機

三洋ー6分PG、8分ラインアウト→大きく外へ回してE→I→L→N田邊TG、16分I→L→K→J三宅TG、44分PG、48分つないで→GホラニTG、55分PG、74分GTG、79分PG(4TG4PG計40点)
サントリーー25分PG、34分ラック→SH田中→KニコラスT、40分PG、71分J→LTG(2T1G2PG計18点)

◎前半のキックオフ直後から三洋の選手は、元気良く走り回っていた。勢いと優勝したいという気持ちが上手く試合に出ていたような感じがする。サントリーは、メイリングと佐々木が先発からはずれベストでなかったためかもしれないが、どちらか言うと受けていた印象である。もちろん三洋の司令塔ブラウンの獅子奮迅の働きが、流れをサントリーに持っていかせなかったことは確かであるがゴールラインを割らせない堅固なDFがあったればこそ。三洋、会心の試合運びで初の日本選手権制覇おめでとう。来年も頑張れ。

3/9   ワールド17−20日本IBM

IBM−49分 Iのキック→F→GTG、52分PG、59分ラインアウト→GTG、34分PG(2TG2PG計20点)
ワールドー54分PG、57分TG、72分JTG(2TG1PG計17点)

○ワールド、ウエブの負傷退場が残念。そしてまた、ゲームを支配されながらじっと我慢したIBMのDFも凄かった。IBMを越えられなかったが、それはトップリーグでやれてもまた降格の憂き目に会うことを暗示しているのかもしれない。攻めても攻めてもなかなかゴールラインを越えない攻撃は、もう一つ決定力を欠いているのだ。DFは、以前の精度を保っている。攻撃力も悪くない。でも、IBM相手に勝てないようでは、やはり上がる資格はなかったのかもしれない。試練が続くのはやむをえないが、それに打ち勝ってより逞しい姿を来年見せてくれることを祈っている。

3/8    トヨタ24−25三洋電機

トヨター32分PG、38分ターンオーバー→J水野TG、43分L岩本スペース見つけてTG、76分モール→G菊谷TG(3TG1PG計24点)
三洋電機ー10分ギャップ見つけてIブラウンT、39分EタイオネT、55分WTB吉田TG、60分PG,65分モール→GホラニT(4T1G1PG計25点)

◎ブラウン好調といえないまでも、トヨタの攻撃をたくみに止めて、試合をコントロール。かたや正面は、キック冴えず、判断力も良いとはいえなかった。トヨタがボールを支配しながら得点に至らない場面が多く、そういう意味では三洋のディフェンスがまとまりを見せて機能していた感じがする。後半35分にGホラニがシンビンになり、1点差に迫るも、攻撃は圧倒しながらももう少し早く得点できれば逆転の目もあったのだろうが・・・・。

2/24   サントリー14−10三洋電機

サントリーー18分ラインアウト→G竹本スペース見つけてTG、60分ラインアウト→H田原→21→J小野沢TG(計2TG14点)
三洋電機ー3分PG、23分IT.ブラウン→H田中→GホラニTG(1TG1PG計10点)

◎両チームともDF隙なく、チャンスはあるがトライに結びつかない。三洋電機はブラウンが攻守に頑張り、サントリーにともすれば流れがちな試合の主導権を、渡さず大健闘を見せるが、自分たちも決定的なチャンスをものにできない。トライは合計3本だけに過ぎなかったが、見ごたえのある締まった試合ではなかっただろうか。サントリーの勝因は、強いてあげるならFWがセットプレーで上回り、接点で競り負けなかったことであろうか。

2/17   サントリー33−10トヨタ

トヨターー9分DG、18分ラック連取→E中山TG(1TG1DG計10点)
サントリーー4分左サイド裏に抜けて→L平TG、34分ワイドに展開、人を余らせN有賀TG、39分DFのギャップついてKニコラスTG、60分スペース作ってNT、74分5mスクラム→G竹本ギャップ見つけてTG(5T4G計33点)

◎トヨタ前半30分までは快調に試合をリードするも、サントリー有賀の一時退場を生かせず得点できず、30分過ぎPKで早く出すぎて逆にペナルティを受けて、流れを失う。サントリーは、トヨタDFのギャップを上手く衝いてゲインしてはトライを奪い、前半21−10で折り返す。後半最初はトヨタに流れがくると思われたが、サントリーDFの圧力が強いのかミスが増えて自滅。後半20分の有賀のトライでほぼ試合は決した。それにしても、リズムが合わないとなかなか試合を作れない。ラグビーはつくづく神経戦である事を思い知らされた試合であった。

2/3  クボタ27-20九州電力   神戸製鋼28−26日本IBM

九電ー10分C吉上キックチャージ→T、29分I→K→N今村TG、42分Kキック→M吉田T、54分PG(3T1G1PG)
クボター17分FキックチェイスしてT、68分H茂木スペース見つけてT、71分HO萩原T,74分パスをつないでI伊藤TG、76分T(5T1G計27点)

◎九電、序盤の得点に気を良くしたのか、あとがいけなかった。面白い攻めを見せてリードを奪ったにもかかわらず、無念の逆転負け。クボタは、ようやく残り10分のところからまとまりを見せて執念の勝利を物にした。
神戸ー5分L今村TG,20分B清水チャージ→FブラッキーTG、32分ラインアウト→モール→A村上TG、64分ラック→H後藤→K高倉TG(4TG計28点)
IBM−10分M道広右隅T、16分PG、29分PG、46分PG、53分N高キックパス→J勝俣TG、78分GフィリピーネT(3T1G3PG計26点)

◎神戸、上手い攻めを見せるがミスが多く波に乗り切れない。逆にIBMは入替戦を避けるためには引き分け以上が至上命題とあって、隙を衝いては得点を離されない様に加点を重ね後一歩まで追い詰めたが及ばず。リズムを作り出す事の難しさ、それが今日の課題ではなかったろうか。神戸戦力的な差を感じさせないかろうじての勝利。

1/20   サントリー24-14クボタ

サントリーー12分I菅藤→M北條T、47分モール→ラック→H田中TG,50分J小野沢左サイドライン好走→T、62分連続攻撃LO早野TG(4T2G計24点)
クボター22分ギャップついて抜けるM根岸TG、52分相手キックをチャージ→TG(2TG計14点)

◎雨天の中で、両チームとも好DF。互いに譲らず、前半は1トライずつで折り返す(クボタ7−5)。後半に入るとサントリーの攻撃力が上回り始め、クボタを翻弄。ようやく、連続トライを取るも、そこからまたこう着状態。クボタの選手の意識が高く、サントリーも自在に動けなかった試合である。

1/19   東芝府中21-33NEC

東芝ー7分ターンオーバ→M吉田TG,25分G豊田→I廣瀬→K富岡→N立川上手いステップでTG、37分G豊田インターセプト→TG(3TG計21点)
NEC-12分タッチキックのボールをキャッチ→キック→M窪田T,53分ラインアウト→モール→G箕内TG,58分Eサワカウ、タックルを振り払い独走TG、60分Eキック→押さえてTG、78分C浅野インターセプト→MTG(5T4G計33点)

◎NEC、果敢に前に出て東芝の攻撃をDFしていたが、前半はうまくボールを手にした東芝が一瞬でNECのDFの裏に抜けてトライする場面があった。後半に入ってもNECのDFの出足は良く止めていたが、後半10分過ぎ度重なるPで、東芝E中居がシンビンで抜けたら、東芝DFに穴ができ、FLサワカウの動きも良く、3連続トライを挙げて、試合の主導権を握った。なかでも25分過ぎからの東芝の攻撃、そしてNECの防御は、見ごたえがあった。お互い譲れないものがあり、ブレイクダウンの場面では激しい攻防が続いた。それに終止符を打ったのがNEC主将浅野のインターセプトからのトライであった。

1/13   神戸製鋼7-45トヨタ

トヨター5分H麻田→I正面→N遠藤T、11分PG、15分パスが上手くつながりITG、21分G抜けて→H→ITG、29分J水野インターセプトT、39分スクラム→モール→HT、46分Jインターセプト→TG、52分PG,54分PG(6T3G3PG計45点)
神戸ー73分H後藤→G伊藤→K山本TG(1TG計7点)

◎トヨタ密集サイドで優位にたって、試合の主導権を握る。BK、FWの連携が効率よく回転、神戸のDFを上手くかわして連続トライを生んで勝利した。

1/6  トヨタ40-24NEC    東芝府中33-17クボタ

NEC-6分キックをチャージしてG箕内TG、22分PG、42分PG、52分PG、60分PG、62分キックをチェイス→WTB大東T(2T1G4PG計24点)
トヨター13分G前スクラム→H麻田→J水野TG、19分PG、25分I正面抜けて→H→K難波TG,39分IDG、44分PG、70分WTBライダー→L赤沼→M岩本TG、74分I→ライダーTG、76分IDG(4TG2PG2DG計40点)

◎トヨタ、SO正面キックをチャージされたのは不味かったが、それを機に見違えるような動きになった。相手DFをかわして大きくゲインしたり、DGを見事決めるなど素晴らしい活躍であった。途中出場のライダーもボールに対する嗅覚がするどく、トップスピードまで時間がかからないのも魅力的である。
東芝ー24分ラインアウト→モール→Jオト、30分H伊藤→I廣瀬→L富岡T、35分F中居TG、44分相手ラインアウト乱れてG豊田TG、58分モール→H→L→JTG(5T4G計33点)
クボター37分PG、48分GケフTG、54分G→A荻原TG(2TG1PG計17点)

◎東芝、じっくり攻めて試合を優位に進めるが、後半は息切れ気味。というか、DFが甘くなりトライ献上が多い。前半の戦いぶりを見ている限り圧勝しなければ・・・・

12/22  三洋電機35-24サントリー  神戸製鋼17-36東芝府中 

三洋ー3分サントリーMミスキック→ターンオーバー→I→LTG、9分Iキック→M北川TG、56分ラック→E→L→MTG、69分インターセプト→MTG、78分パスをつないで→MTG(5TG計35点)
サントリーー14分PG、36分H→I→JTG、53分モール→ラック→H→I→NTG、74分パスをつないで→JTG(3TG1PG計24点)

◎好勝負であった。FW・BKともサントリーの動きがよかったが、ミスも多く、自分たちでチャンスを失う場面が再三見られた。対して三洋はSOトニーブラウンのゲームメイクが冴え、ターンオーバーから数少ないチャンスをトライに結び付けていた。後半13分有賀のトライでひっくり返してサントリーの優勢は決まったと思ったのだが、29分のインターセプトが完全に明暗を分けた。サントリーとしてはそこまでに勝利を決定付けておく必要があった。またまた試合に勝って勝負に負ける結果となった。逆に、トヨタ戦の逆転勝利を含め、三洋には勢いが見られる。
神戸ー9分J浜島T、55分I→M小笠原TG、78分SOホラのキック→WTB大石T(3T1G計17点)
東芝ー15分PG,39分モール→ラック→DホルテンTG,48分JオトT、59分モール→E渡辺TG、72分モール→F中居TG、76分裏に抜けてSH藤井TG(5T4G1PG計31点)

◎神戸前半は見事な防御を見せて、東芝の出足を封じ込めたが、アタック面では好機にミスが多くもう一歩決定力に欠ける場面が見られた。東芝はそれにたいし後半に入り、FW中心に本領を発揮し始めCTBマクラウドの出場もあって攻撃に切れが出始めた。たいして神戸はDFにギャップができてしまい、追い切れなかった。

12/9   三洋電機26-25トヨタ

トヨター4分G菊谷T、8分I正面→L→J水野T、15分ターンオーバー→JT、25分M内藤TG、48分PG(4T1G1PG計25点)
三洋電機ー29分E川口裏へ抜けて独走トライTG、42分SO入江DG、60分入江DG、66分PG、75分PG、80分Rタイオネ、ラックからTG(2TG2DG2PG計26点)
◎三洋電機、見事な逆転劇でした。そうなると、一見もったいないDGも最後には生きました。前半立ち上がり早々は、トヨタ見事な攻めを見せて三洋を圧倒していたが、後半に入ると三洋電機が積極的な攻めを見せた。無理をせず、PG、DGなど得点を確実にいれて戻ってきたのが最後の逆転劇を演出した。見事な勝利である。

12/8   ヤマハ39-17日本IBM   神戸製鋼27-16コカコーラ

ヤマハー0分K大西TG、27分PG、36分大きく展開してラック連取→JソトゥトゥT、47分スクラム→E木曾T、54分モール→F串田TG、63分H佐藤裏へ抜け→JTG、65分Nキングスピア、スペース見つけてT(6T3G1PG計39点)
IBM-5分J勝俣左隅T、15分センターライン付近でGフィリピーネ、インターセプトして中央へTG、67分Gスペース見つけて走りきるT(3T1G計17点)。
◎IBM、前に出るDFで、前半に関してはヤマハを完全に翻弄していた。ヤマハは厳しいプレッシャーにミスが多くチャンスをなかなか生かせずにハーフタイムを迎える。後半に入ってようやく、FW,BKの連携がスムーズになり始め、IBMのフィットネスが落ちるとチーム力の差が歴然となった。
神戸ー19分22mラインのスクラム→H後藤→Nウイルソン→M小笠原TG,39分L今村裏に抜けて→MTG、50分NDG、70分ターンオーバー→H→森田→LT,80分スクラム→ラック→JT(4T2G1DG計27点)
コカコーラー56分I吉原DG、50分ギャップついてNジョーンズTG、66分PG,75分PG(1TG2PG1DG計16点)
◎コカコーラ、ラックでターンオーバー多く、ピンチを再三逃れる。神戸はI大石タッチキックは大きく蹴りだせるが、自陣でのキック失敗が多く、危うい場面に何度も陥った。しかし、粘り強いDFでコカコーラの攻撃を最少得点にとどめて、冷や汗の勝利を手にする。FWはスクラムも押され気味で、モールが上手く組めたときは前進したものの、あれでは東芝、サントリー、トヨタといった上位陣相手には厳しいものがある

12/2  近鉄48-12府警  ワールド41-3NTT

近鉄ー6分N四宮ギャップついてT,8分G統悦の突破→F濱里TG、20分大きく展開→DトンプソンT、32分ラインアウト→モール→A重枝TG、43分D相手キックをキャッチ、ギャップ見つけてT,69分モール→GT、75分N→GTG(8T4G計48点)
府警ー25分ラインアウト→モール→F前原TG、52分モール→T(2T1G計12点)

◎近鉄は、DFの粗さが目に付く。突進力はあるし、アタック面では壷にはまれば申し分ないが、ゴール前でのDFが雑。これでは先が思いやられる。
NTT−11分PG(1PG計3点)
ワールドー15分PG、40分Iウェブ、スペース見つけてTG、45分ITG、60分つないでITG、66分攻防の末、LOスタワーズTG、75分大きく展開L中矢T,80分CTBヴァカT(6T4G1PG計41点)

◎前半、格下NTTの前に出るDFに梃子摺り、ゲインはするもののトライが生まれず、しかも蹴りあいとなり退屈な結果でハーフタイムを迎える。チャンスにミスが多く、得点力のなさは相変わらず。DFがしっかりしているので、あまり得点を許さないものの、この調子ではトップリーグに上がれてもまた降格の憂き目となりそう。ワールド、来年の昇格見据えて隙のないチーム作りを心がけろ。

11/18  東芝府中43-16コカコーラ

キックオフ直後は、コカコーラのペースで試合が進む。しかしながら。21分東芝が得意のモール攻撃からKオトが飛び込んでトライを挙げ、さらに29分Dホルテンがトライを挙げると徐々に東芝ペースになる。コーラも必死に追いすがり再三良い攻めを見せ、東芝陣に迫るが、そのたびに厚いDFに阻まれる。格上の貫禄を見せ付けたということか。

10/28  神戸製鋼36-21NEC

神戸ー18分モール→A松原T、24分スクラム→右に展開H後藤→Iホラ→M小笠原TG、29分スクラム→ギャップ衝いてK山本TG、35分中央→左へL今村裏に抜けてTG、60分IDG失敗はねかえったボールをWTB浜島T,73分モール→H→浜島T(6T3G計36点)
NEC−8分Iヤコ→L山本TG、37分Iキック→J首藤フォローしてTG、75分P→速攻FLニリTG(3TG計21点)

◎新生神戸、SOホラを擁しての登場だったが、正解であった。DFに強く、多彩な攻撃が仕掛けられる、そういう意味では良かったのではなかろうか。フラットラインで攻めには強さがあるものの、一次DFを突破されると一気にトライに持ち込まれるパターンは、トライ合戦になることを予測させたが、後半に入るとDFのギャップが両チームとも修正され、締まった試合になった。NECは、もう少しFWに強さが欲しい。神戸の勝利は、SOホラの起用とFWのセットプレーに力強さが加わった点である。

10/27  近鉄68-0中部電力   豊田自動織機68-7大阪府警

近鉄ー6分連続攻撃→C松岡TG、9分L吉川抜けて→N四宮TG、20分右サイド人数余らせて→EフェヌキタウTG、33分G佐藤→NTG、43分裏に抜けて→NTG、49分モール→ETG、56分L→KイエロメTG、58分N→J→ITG、78分タウファ→TG、80分NTG(10T9G計68点)

◎近鉄最初は組織攻撃を仕掛けていたものの、そのうち個人で抜き始める。それがリズムにあっていたのか連続してトライを量産する。中部電力も良く攻めていたが、残念ながら1対1では完全に負けており一矢報いることもできなかった。ただし、近鉄はこんな試合を続けていれば、また上位チームには勝つ要素がないであろう事が予測される。
豊田織機ー10分右サイド→モール→G斉藤TG,15分ラインアウト→モール→GTG、25分パスつないで→GTG、30分裏に抜けて→M赤石TG、38分スペース見つけて→IゴリンダスTG、40分パスつないで→K佐々木TG、42分C石川TG、46分大きく展開→J南TG、52分スクラム→JTG、55分サタラ→フォラウTG(計10T9G68点)
大阪府警ー80分モール→E林TG

◎豊田織機、実に見事な攻めでトライを量産。勢いでは近鉄を上回る。後半半ば以降選手が入れ替わり攻撃が機能しなくなったものの、攻撃力はある。

10/26  東芝府中3-10サントリー

東芝ー64分PG(計3点)
サントリーー18分PG、58分ラインアウト→H→I→N→J→NTG(計10点)
□雨天のトップリーグ開幕戦。両チーム負けられないというDF勝負となる。序盤から一進一退の攻防続き、DFでミスが出ると負けという展開。スクラム・ラインアウトで優位に立っていたサントリーが、徐々に試合の主導権を握る。接点に入るスピードでもサントリーが早く、東芝は絶えず受身にたたされる。サントリーも会心の勝利とはいかなかったものの、2月の雪辱を果たして幸先良いスタートを切った。玄人受けする試合であったが、ラグビー初心者にとっては退屈な80分であっただろう。

10/14    NTTドコモ34-14大阪府警   ワールド27-22近鉄

大阪府警ー@平田A北島B今井C姫野D田中E林F前原G三井H橋本I和田J飯原K阪上L黒谷M三田村N奥園
NTTドコモー@松川A堀内B小野C松原DセモE戸崎F吉岡G熊谷H柳田I宮里J西村K鈴江LレックスM渡辺N迫本
大阪府警ー21分ラインアウト→モール→FTG、55分モール→R永井TG(2TG、計14点)
NTTドコモー8分Lスペース見つけてT、25分JTG、30分I右隅T,60分Iギャップ見つけてTG、65分PG、80分パスをつないでCTB荻谷TG(5T3G1PG、計34点)
◎府警、攻めてはいるがトライが奪えない。決定力不足を感じさせる。ドコモもまた試合を支配しきれない。もどかしい中での戦いは、徐々にドコモがリードし始めるとともに、ドコモ優勢となってしまった。
近鉄ー@石田A辻本→塩見B成CトンプソンDバツベイE統悦F大隈G佐藤H橋本→金→太田I重光J四宮K山崎LイエルメM松井→吉川N坂本
ワールドー@前川→小倉A本多→島田B田村CマナコD真羽E田中F舛尾GスタワーズH李→神保Iウエブ→ルイバンドラJ沼田K中矢L織田M南N由良→佐々木
近鉄ー10分Lハイパントをキャッチして右中間TG,31分F右隅T,48分PG,78分LTG(3T2G1PG、計22点)
ワールドー1分相手DFのミスを一気に衝いて→ITG、17分左→右→ETG、40分左→右→ルイバンドラT、47分右→左→KT、80分PG(4T2G1PG、計27点)
◎ワールド、近鉄DFの出鼻をくじく形で良い攻撃を見せるが、キックオフ直後のトライは決まったものの、相手陣ゴールラインでのDFに梃子摺り、なかなかトライを奪えない。逆に近鉄はCTBイエロメの小気味の良い動きで一瞬にしてトライを返す。左右に揺さぶりをかけて、ギャップを作り出そうとするが、それもリズムを作るのに苦労していた。とはいえ、ワールド戦力面では一枚上手でなんとか勝利を手にした。もう少し自分たちのペースで試合をしていくようにしないと足元を救われるかも。近鉄は、バツベイの加入で決定力を増したと思われたが、まだしっくりボールを上手いタイミングで渡せるところまでチームが組織化されていないのが辛い。そして助っ人戦力の機転に頼っている点が弱いように思われる。