同志社 春スケジュール ジャパンスケジュール HOME

春期観戦記

6/16     日本代表3−13サモア

日本ー@西浦→山村A松原→山本B相馬C大野DトンプソンEマキリFマーシュG箕内→渡辺H吉田→矢富I安藤J遠藤K大西L今村MロマアヌNロビンス→有賀

日本ー16分PG(1PG計3点)
サモアー46分PG、70分ギャップついてDFの裏に抜ける→CTB、TG、79分PG(1TG2PG計13点)
○両チームとも堅いDFでなかなか大きなチャンスがなかったが、緊張感のある面白い試合展開であった。ジャパンにすれば、トライチャンスが無かったわけではないが、決定的な惜しい機会は皆無であった。そういった意味ではPGを4回狙ったものの1回しか得点できなかったのは残念ともいえるが、これが現在のジャパンの限界といえるのではないか。堅固なDF網ということでは来週のオールブラックスJr戦でどこまで通用するか、それは見所であろう。まずまずの得点に押さえ込めればW杯は期待できるであろう。

6/9    日本代表10−71豪州A

日本ー10分PG、17分相手キックボールを拾って、そのままNロビンス走りきってTG(1PG1TG計10点)
豪州A−7分KTG、20分PG、26分KTG、30分MTG、34分HT、37分HTG、42分JTG、48分HTG、63分@TG、71分TG、79分TG(計10T9G1PG計71点)

○前半20分までは、前に出るDFで好勝負を展開。けれども、豪州Aは横に流れる日本のDFのギャップをついては裏に抜けて、その後はトライを量産。格の違いをまざまざと見せ付けられた。試合の流れを見ながらDFのギャップをついてはキックパスあり、クロスありで自由自在に抜かれまくったのは気になるところである。日本DFも良くはなっているのだが、相手のパスの速さに対応しきれず、時間がたつにつれてギャップが広がっていったように思われる。縦と横間断なく攻められると、以外にあっさり抜かれていた感じがする。

6/2    日本代表20-17トンガ代表

日本ー6分PG、34分M遠藤TG、46分PG、60分C大野TG(2TG2PG計20点)
トンガー10分KトウポウTG、71分LタンガウイハT、75分WTBリロT(3T1G計17点)

○後半はひやひやの戦いを強いられたが、DF面では相手ミスにも助けられたもののジャパンの良い面が出ていたのではないか。ただし、薄氷の勝利に変わりは無く、地力はついているもののノーサイドの瞬間を迎えない限り勝利を確信し得ないのは辛いところ。

5・26   日本代表15−30フィジー代表

日本ー18分ラインアウト→モール→XトンプソンT、32分PG、36分フィジーDFのギャップをついてパスをつなぎN立川飛び込むTG(2T1G1PG計15点)
フィジーー16分PG、41分PG、51分キックミスのボールをつながれ→I→NラワンガTG、54分ハイパントのボールをキャッチ後→F→M→FタレイT、68分スクラム→モール→T、76分ターンオーバー→JTG(4T2G2PG計30点)

前半は、ジャパンはDFの意識高く、素早くタックルにはいり、抜かれた場合の戻りも早くサポート面で十分ケアーされていた。後半に入ると、DFの微妙なギャップを衝かれ、大きくゲインされる場面が目立ってきた。前半は機能していた組織DFが、後半は機能しなかったということだが、基本的にはフィジーの選手の方が身体能力が高く、疲れが出てきた後半風下ということもあったが優位に試合を支配し切れなかったのが現実ではないだろうか。ハーフ陣の試合運びによほど工夫が必要なのではなかろうか。

5・20   神戸製鋼26−25三洋電機   トヨタ45−26コカコーラ

神戸ー12分G伊藤、ギャップついてTG、35分右サイドスペースついてH苑田→GTG、52分モール→DウイリスTG、60分パスをつないでT(4T3G計26点)
三洋ー18分PG、25分右サイド抜けて→GタイオネT、49分キック→NT、57分タックル外してJ三宅TG、72分ギャップ衝いてSH田中T(4T1G1PG計25点)

○新生神戸が見たかったが、まだまだベテラン勢に頼る他はなしか。新人がもっと出てきて、自信を持ってプレーする事が望まれる。三洋ブラウンが退いて後本領発揮。地力はついていると思えるような余裕が感じられた。神戸は、これからシーズンまでにどこまで底上げできるか楽しみにしたい。
トヨター7分ワイドな攻め→M内藤→N正面T、26分正面のDFギャップついてJ水野TG、45分スクラム→B中野TG,55分N抜け出し→L黒宮TG、58分N抜け出し独走TG、62分中央突破→L→NTG、68分自陣22mからボール拾って独走T(7T5G計45点)
コカコーラー38分連続攻撃→EオーモンドT、40分I渕上キック→NTG、50分スペース見つけて→CTBニールソンTG、72分G上本TG、78分Nジョーンズの突破→J小柳T(5T3G計31点)

○コカコーラ、前半攻めるも後一歩が足りず、トヨタの後塵を配する形になったが、最後に追いつく。とはいえ実力はトヨタが上か。後半はうまくDFのギャップをつかれて、トヨタのバックスリーに走りまくられる。終盤、主導権を取り戻しかけたものの追いつかず。選手個々の差をどこでカバーするかそれが課題であろう。トヨタは、有能な人材を腐らせず新しいシーズンは頂点を目指したい。

5/13   同志社47−26慶応大   同志社OB34−5慶応OB

同志社ー@大槻→岩下A諸隅→太田B星野C川嵜D前川→植村E神農F羽田G村上→吉田H橋詰→東郷I田島→石川J釜池K趙L森田M宇薄N林田→露口
慶応ー@加藤→川村A金井→福岡B柳澤C岡田D岡本→石川E宇佐F渡辺→大口G山崎H皆良田I川本J出雲K富田L藤本M山田→稲葉N小田→牧野

同志社ー2分P→DTG、10分ラインアウト→モール→GT、38分JDFタックルを振り切って独走T、40分PG、48分J→I→MTG、52分N左サイド→HO太田T、60分Lの突破→HO太田T、68分Jスペース作って→MT、79分左サイドLT(8T2G1PG計47点)
慶応ー15分Mの突破→HTG、18分ギャップ衝いてLTG、25分MタックルかわしてT、42分FB牧野連続攻撃で裏に抜けてそのままTG(4T3G計26点)

スクラムはやや優勢、モールは圧倒、ラインアウトは不安定。キックオフ直後は、慶応のミスもあったが、同志社自分たちのペースを作り始めた。10分過ぎから慶応の反撃にあい、DFのギャップを衝かれ穴ができる。とくに慶応M山田を警戒するあまり、振り回されて連続3トライを献上。ハーフタイム直前に、ようやく修正、逆転して折り返す。後半キックオフ直後慶応に上手く攻められて左サイドを抜かれてトライを奪われたものの、落ち着いて自分たちのペースを作っていった。ターンオーバーからの速攻あり、ボールを左右に動かしてスペースを作り出しすなど、小刻みに得点を積み重ねた。まだまだ、密集サイドへの集まりが遅いなど課題はあるが、ボールをつないでいこうという姿勢は見られた。この調子で、頑張れ。

5/9    日本十五 26−35クラシックAB

日本ー@西浦→山本正A山本貢→青木B相馬C大野DトンプソンE木曾F佐々木→箕内GマキリH吉田Iアレジ→小野JロマアヌK大西→今村L平M遠藤N立川
CAB−@マクドネルAセクストンBスレーターCウイリス→ジョセフDメイリングEロバートソン→リークルマン→ロバートソンFハーディング→バニシGクリブHマーシャル→ロビンソンIマーテンズJロムー→ラッシュ→ランビーKアラティニ→ブラウンLマクラウドMウイルソンNスペンサー

日本ー10分モール押し込む→ATG、17分キックチェイス→MDF振り切るT、66分H抜けて→今村TG、80分今村抜けて→CTG(4T3G計26点)
CAB−3分Hスペース見つけてTG、23分DFのギャップついてGTG、38分タックル外してDTG、74分Lスペース見つけてTG、78分ラック連取→GTG(5TG計35点)

◎CABはボールへの集散早く、無理をせずゲインしていた。巧みなループを多用して、日本DFのギャップをつこうと試みていた。日本は、二人以上でタックルに入る事を心がけて必死にディフェンスに入っていた。また、攻撃面ではラインアウトの精度がもう少し高ければ、CABが本気にさせる事ができたのであろうが、そこで結構ミスが多く後半にはパスミスも増えたように感じられた。全般に全力を尽くしていた日本と、どこかに余裕を残していたCABという構図の試合であった。DF面では締まった試合で、緊張が最後まで持続できた点は良かったように思われる。

4/29   日本代表73−3香港代表

@山本正→杉浦A山本貢→猪口B相馬C熊谷DトンプソンE渡辺F佐々木G箕内→浅野H矢富I廣瀬→安藤J北川K大西L霜村→今村M遠藤N有賀→大東

日本ー1分廣瀬T、15分モール→トンプソンT、26分M遠藤TG、32分ラック→H矢富T、35分M左サイド→ラック→G→E→J北川T、41分I廣瀬TG、48分ラインアウト→モール→A山本T、52分CTB今村突破→@山本TG、59分E渡辺TG、64分浅野→安藤→C熊谷T、67分J→大東T、72分モール→渡辺T,74分J北川T(13T4G、計73点)
香港ー40分PG(計3点)

香港も前半は、接点で絡みを見せて、日本がやりたい速攻をできうる限り阻止する形を見せたが、後半に入るとフィットネスの点でついていけなかったようである。このレベルでまだまだ手間取っていると駄目なのか。それとも、日本の目指すラグビーができるかどうかの可能性が見られたという意味ではOKだったのか。どちらとも言いがたい今日の試合展開が繰り広げられたように感じられた。コーチ陣も悩ましい事であろう。とはいえSOはアレジが当確であろう。

4/22   日本代表82−0韓国代表

日本ー@西浦→相馬A松原→青木B山村C大野D佐藤→北川E木曾FマキリG箕内→浅野H吉田→大東IアレジJ小野沢Kロビンス→小野L平MロマアヌN立川→有賀

日本ー4分Lの突破→I→G→E→MTG、6分ラック→Hスペース見つけてTG、12分I→L→MTG、21分ラック連取→I→ATG、24分ターンオーバー→I→A→ITG、28分Nの突破→JTG、39分Jの突破→H→I→LTG、49分ラック→JTG、55分ITG、68分キックキャッチ→MTG、75分JT、78分小野→M→L→JTG(計12T11G82点)

○FW・BKが前半は一体となってトライを取りに行くことに集中していた。Iアレジは、期待に沿う素晴らしい動きを見せてくれた。特に24分のトライは、タックルにいって、ボールを奪い、相手陣のスペースを見つけて自分で走りきった。Mロマアヌも後半28分相手キックをキャッチすると相手DFのギャップをついてゴールラインを超えた。ペナルティで幻に終わったがキックパスによるトライが生まれるところであった。多彩な攻撃を見せてくれた新生ジャパンは、接点でのせめぎあいが勝負の分かれ目となるようなチームとの対戦(たとえばクラシックオールブラックスとの試合)で真価を問われることになるのであろう。

4/21   U23日本代表35−32NZU

日本ー@瀧澤A湯原→金井B畠山→山下CフィフィタD豊田E杉本F権丈→太田GイオンギH花崎→茂木I森田→アンダーソンJ宇薄K吉田L中浜→高山M岩本N五郎丸

日本ー32分パスをつないで@瀧澤TG、47分キックからチャンスをつかんで→CフィフィタTG、53分FWBK一体攻撃→L中浜TG、73分右サイドでスクラム選択→大きく左に展開→N五郎丸、83分ラインアウト→モール→GイオンギTG(5TG計35点)
NZU−8分選手出足よく日本にプレッシャーをかけてギャップをつくりHTG、19分PG、28分相手ラインアウトを奪い、そのままカウンター攻撃→FTG、37分PG、59分一瞬の隙を衝いてギャップを突破→NTG,86分力攻め→WTBトライ(4T3G2PG、計32点)

○暑い事もあったと思うが、NZU後半は前半ほどの勢い無く集中力が切れつつあった。そこをうまく日本が衝いて逆転に成功セーフティリードを奪ってしまった。前半は勢い良く前に出てくるNZUのDFに対するプレッシャーにまける形でミスが多く、これは今日もだめだという気持ちが強かったのだが、暑さのせいでフィットネスが落ちたのが日本には幸いであった。後半に入るとギャップを衝いて裏に出る事が多くなり、時間がたつにつれて日本が優位に立ち始めた。一人一人では残念ながら太刀打ちできないのに変わりは無いが、FWの頑張りがあればそれなりに試合になる事が分かった。今日のチームを支えた選手たちは自身を持って欲しいものである。つぎの2011年ワールドカップ代表の有力候補に名乗り出たと考えてもよいであろう。

4/15  U21日本代表15−31NZU

日本ー38分左サイドラインアウト→大きく右へ展開→右隅にM宇薄T、44分IアンダーソンDG、76分モール・ラック連取でGイオンギTG(2T1G1DG計15点)
NZUー30分Lルースボールをキャッチ、スペース見つけて大幅ゲイン→JTG、47分DFの甘いところを衝かれて→LT、51分DFを中央に寄せて、左サイドで突破→JTG、55分右→左へ展開→KT、57分DFを寄せて、スペースを作り突破→JTG(5T3G計31点)

 立ち上がり、FW陣が頑張りボールを支配するが、NZUもさすがにDFラインは鉄壁。日本はFW,BK一体となって攻めるものの、あと一歩が及ばない。ここがチャンスという時に接点でのボールだしが遅れて、トライチャンスを失っているとしか見えない。NZUは、チームとしての機能はなかなか始動しなかったようであるが、前半は個人技でしのぎ、後半はパスのスピードを挙げるなど、結構自由に走り回り、日本を翻弄した。日本はFWが健闘していたものの、後半になるとフィットネスの面で少しずつ対応が遅れだし、そこを衝かれる形で失点を積み重ねた。選手の動きを見ていると、NZUの方がやはりボールへの反応が早く勝負どころで集中力を見せていた。日本もここの力量はあがっているが、その予測を越える動きをされて、DFを破られる。あるいは数的優位を作り出されて得点を許す結果につながったように思われる。