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大学リーグ観戦記

1/13    関東学院33−26早稲田

ラインアウトで早稲田を圧倒した関東学院が10分、21分、30分と連続トライを挙げて、その後も試合の主導権を握り続けて、逃げ切った。早稲田も、個々の強さで突破を図る関東学院に必死に追いすがるが、ロスタイムで7点差に詰め寄るのが精一杯であった。FWが全力を出し切った関東学院の圧倒的な勝利と言っても差し支えないであろう。

1/2    大体大3−34関東学院   京産大12−55早稲田

関東学院、今期これまでで最高の試合展開。FWが集中力を持って、大体大を自由にさせず。先手先手と攻めることによりボールを支配し続けて自分たちのリズムで終始試合ができた。逆に、大体大は自分たちがまずやるべきところで、相手ペースになってしまったのでは勝てる試合も勝てない。関東学院の試合巧者振りを見せ付けられた試合となった。
京産大、10分M工藤のインターセプトからのトライで先制点を挙げる。早稲田受けているのか、いつもの速い展開がなくおたおたしている前半であった。それでも、以後京産大がチャンスらしいチャンスがなく畳み掛けられないのを見ると、反撃を見せ始め、26分J菅野が右隅に飛び込むと、36分FW、BKがはじめて一体となってラック・モールを連取B畠山のトライ、39分ラインアウト→モールからE松田がトライを挙げて前半17−7で折り返す。後半に入ると、落ち着きを取り戻した早稲田はチャンスと見ると展開ラグビーをみせて終わってみれば9トライをあげて55−12で3連覇に前進した。

12/24  京産大36−28法政大   大体大28−14明治大
      (関西から久々に二強が国立に進出、関西勢面目躍進)

法政ー5分ターンオーバー→N坂本T、17分キック→M遠藤T、25分Jタックル→ターンオーバー→M西條キック&キャッチしてT、42分PG、47分スペース見つけてMT、76分右中間に押さえるT(5T1PG計28点)
京産大ー9分モール→H田中TG、29分ラインアウト→モール→F橋本TG、34分スクラム押してターンオーバー→ラック連取→I大熊T、65分キックをチャージして→B山下TG、79分PG、80分小西TG(5T4G1PG計36点)

○京産大、モール・スクラムで優位に立つと、試合の主導権を握る。法政も試合巧者の本領発揮とばかり、快速BKにまわしてはトライを生むが、GKが決まらないのが最後に響いた。法政の健闘むなしく圧倒されたFWでの劣勢をカバーできなかったのが痛い。
明治大ー8分スクラム→G杉本TG、30分スクラム→GTG(2TG計14点)
大体大ー12分Hうまくギャップ衝いてパス→M平野TG、36分明治ターンオーバー→パスミス→L大川TG、65分ラインアウト→ラック・モール連取→LTG、80分ラック連取→スペース使ってM相手FWを振り切るTG(4TG計28点)

○前半、明治は強力FWのスクラムで優位に立って得点を重ねるが、大体大も陣地を稼いでは間隙をついて14−14でハーフタイムとなる。後半も20分あまり一進一退の攻防が続くが、次第に接点で大体大が優位に立っていく。ターンオーバーが増えて、俄然大体大が試合の主導権を握った。前半スクラムで劣勢に立ちながら、じっくり相手を疲れさせ、自分たちのフィットネスに自信を持って試合を進めたのが勝因であろう。次は念願の国立で早稲田戦、勝つつもりでチャレンジせよ

12/2   同志社14−26大体大

同志社ー@大槻→小野田A太田B岩崎C川嵜D前川E林F神農G深澤H時枝I才口J菊竹K大橋L釜池M宇薄N宮本
大体大ー@勝浦→山本A佐藤B中村C井上D松岡E板垣F濱里G藤本→玉木H金I河野→大川J檀辻K山下L平瀬M平野N松岡
●前半、同志社はFW・BK集中力もあり、デイフェンスは手堅く、危なげない試合運びをみせる。そして25分モールからFが飛び込んで先制トライ。けれども大体大も守りは強く、同志社はなかなかボールを支配しきれない。ようやくロスタイム寸前Kが無理やりこじ開ける形でゴールポスト横に飛び込んで14-0。意外な展開に後半にも期待が持てると思われたが・・・。ハーフタイムを終えると、気合を入れた大体大に試合の主導権を奪われる。同志社キックオフ直後は良かったが、大体大はFW戦に持ち込む。二度のペナルティからタッチに蹴りだされ、ラインアウトからモールを組まれては押し込まれて、45分、50分とトライを奪われる。前半良かったリズムを崩され、FWを押されて2点差。60分にもトライを奪われ14−19と逆転。そこから反撃を開始するものの、攻め込んでは戻され、なかなかゲインできない。30分を過ぎると焦りからかますますちぐはぐな攻撃が続いた。若いハーフ陣も突破口を見出せぬまま、決定的なトライを奪われてしまった。完全な力負けである。

11/25   関東学院29−35法政大

関東学院ー5分P→G土佐T,8分I藤井うまくデイフェンスの裏に抜けてTG、18分スクラム→GT,40分パスをつないで→J中園T、78分モール→B原田TG(5T2G29点)
法政大ー28分Hスペース見つけて→G竹中TG45分自陣22mからH成田抜けて→N→MT,55分ターンオーバー→M山本T,58分ラインアウト→H→I→L→K田沼TG、67分PG、75分PG、80分キック→N坂本押さえるT(5T2G2PG計35点)

○関東FWの優勢で試合を進めるも、デイフェンスのギャップを衝かれて法政に連続してトライを奪われる。法政、攻めのデイフェンスでチャンスをつかみそれを得点に結びつけたのが今日の勝利に結びついた。関東、チーム力では圧倒していたものの試合で勝って、勝負に負けた試合であった。

11/23   早稲田41−26慶応大

早稲田ー21分キックチャージ→G前ラック→F豊田T、24分I曽我部DG、41分N→A→L今村TG、51分B抜けて→H→I→N五郎丸TG、60分モール→H→曽我部TG、68分スクラム→H→I→L今村T,79分H矢富抜けてTG(6T4G1DG計41点)
慶応ー29分ラック→H→A→E青貫TG,40分P→H→M山田TG、54分キック→M山田T,76分ラインアウト→モール→E青貫TG(4T3G計26点)

○慶応大善戦の一言。早稲田圧倒的有利と思われたが、慶応も果敢にタックルで相手選手を倒しては、早稲田のリズムを崩す。そしてまた少ないチャンスをトライに結び付けてハーフタイムはリードして折り返した。五郎丸や今村といったタレントを擁する早稲田は後半最初から怒涛の攻撃を見せてすぐに逆転したものの、それは危機感のなせる業である。相手を焦らせてリズムを作らせない。ラグビーで勝つためのポイントをしっかり抑えて戦った慶応、それにもかかわらず王者の風格で力づくで勝利を勝ち取った早稲田、面白い試合であった。12・3の早稲田ー明治戦も期待できそうである。

11/19  大体大35−15天理大  同志社12−17京産大

大体大ー@勝浦A佐藤B中村C井上D松岡E板垣F濱里G藤本H金I河野→大川J安達K山下L平瀬M檀辻N松岡
天理大ー@江里A仲西B米盛C友永D浦川E西川F宝地G熊谷H笠木→上田I赤藤→伊藤J安川K竹丸L村田M釜谷→二木N妻鹿
大体大ー10分モール→HTG、35分パスをつないで→KTG、53分ラック→モール→FTG、72分裏に抜けて→JTG、75分キックパス→NTG(5TG計35点)
天理大ー22分PG、40分ラインアウト→モール→ET,47分モール→ETG(2T1G1PG計15点)

●天理、先週の同志社戦はフロックではなかった。後半大体大の強力FWに負けずいったん逆転したのはその潜在能力の高さを見せ付けた。けれども、そこで満足してしまうというか、そこから相手の反撃を断ち切れるチーム力はないのが辛い。大体大終盤は余裕で戦っていた。今年はデイフェンスで穴が少ないことが安定した試合運びにつながっている。
同志社ー@大槻A太田B岩崎C川嵜D前川E林F神農G深澤H時枝I才口J菊竹K大橋L桑原M宇薄N宮本
京産大ー@長江→大橋A後藤B山下C河嶋D半田E山田F橋本G平野→坂野H田中I大熊J徐K今村L石蔵M江藤N内田
同志社ー26分モール→LTG、38分ラインアウト→モール→AT(2T1G計12点)
京産大ー13分キックチャージ→スクラム→HTG、48分スクラムでボールこぼれる→IT、62分ターンオーバー→キック→M追走して押さえるT(3T1G計17点)

●キックオフ直後は同志社攻め込むが決め手がなく、タッチキックするもののそれをチャージされ一気に自陣ゴール前に運ばれる。13分スクラムを一度は持ちこたえたものの、トライを許す。それでも風上という優位性を活かしなんとか敵陣でゲームを続けて2トライを挙げ逆転。ハーフタイム寸前の京産大の攻撃を止めて一安心。後半の修正に期待したが、風下の不利にもかかわらず一進一体の攻防の中で、ターンオーバーからあっさり得点を許す場面があり、それが命取りになった。再逆転を許してからは、相手陣で攻め続けたものの、接点での弱さから再三チャンスを失う。一気にゴール前に迫っても攻めきれない。どうもFW・BKのコンビネーションが上手くいっていないように見えるし。とにかくリズムが作れないのが苦しい。終盤の集中力を前半で見せて、一気に試合の主導権を握る事が至上命題という気がする。ことここにいたっても、意思統一が不十分で相手を圧倒しきれないところが残念である。押しているにも関わらずではなく、押しているからこそそこで集中力を発揮する事が、同志社が一皮脱皮する道ではなかろうか

11/12  大体大12−7京産大   同志社33−18天理大

大体大ー@勝浦A佐藤B中村C久保→井上D松岡E板垣F濱里G藤本H金I河野→大川J檀辻K山下L平瀬M藤木→安達N松岡
京産大ー@長江A後藤B山下C河嶋D半田E山田F平野→橋本G坂野→八藤後H田中I大熊J徐K今村L石蔵M江藤N内田
大体大ー48分ラック連取→DT、78分ラック連取→HTG(2T1G計12点)
京産大ー62分モール→MTG(1TG計7点)

○両チームとも相手陣にせまるもののミスが出てなかなかリズムが作れない。デイフェンス時のプレッシャーが強いのであろうが、アタックでの決定力がないためでもある。前半大体陣22m以内で3度のPKを得てスクラム選択という挙に出た京産大の戦略面の甘さ、後半攻め切れないと見た大体大がゴール正面で得たPKを失敗したことといい、まだまだ関東勢に伍していくだけの試合巧者にはなりえていないようである。両チームとも前途は厳しそうである。大体大優勢と思いながら出かけて観戦した試合であるが、なかなか京産大が頑張ったというよりは、大体大の詰めの甘さを感じる試合となった。
同志社ー@大槻A太田B星野→岩崎C川嵜D林E大原→前川F神農G澤田H時枝→東郷I才口J桑原K大橋L南M宇薄N宮本
天理大ー@江里A仲西B米盛C友永D浦川E西川F宝地→堀内G熊谷H上田→笠木I赤藤J竹丸K二木→伊藤L村田M釜谷N妻鹿
同志社ー35分K中央突破TG、48分モール押し切れず、右から左へ展開→MT、58分左→右中間へパスが通りJTG(逆転)、63分ラインアウト→モール→CTB菊竹TG、68分ラインアウト→モール→GTG(5T4G計33点)
天理ー1分ギャップついてN左隅T、11分ギャップ衝いてH右中間T、20分PG,40分スペース見つけてM右隅T(3T1PG計18点)

○デイフェンスの穴を次々破られて面白いようにトライを量産する天理。強風で小雨ちらつく中でノックオン続発の同志社。ミスが多いというよりは、コンビネーションがあわないためかノックオン、スローフォワードで相手にボールを渡してはリズムが作れないのも当たり前。そしてまた、ボールへの働きかけが悪く、ターンオーバーを余儀なくされる場面も多く、同志社がやりたい事を天理がやり続けた前半であった。デイフェンスにおいても、アタックにおいても集散は天理のほうが早く、走り負けていた。また全般にボールへより過ぎているため、大きく展開されるとデイフェンスのギャップができやすいのも大きな欠点であろう。そのくせ受けているようでは、相手にゲインされ続けるのもやむをえない。逆転してからはようやく自分たちのリズムで試合をできるようになったが、これではとうてい早稲田、関東学院の比ではない。今の調子では、来週の京産大戦.12/2の大体大戦での大敗もありえる話である。できるだけ早い修正が待たれる。天理は、前半の試合展開を90分間戦う事ができれば・・・・・。同志社コーナー

11/11  関東学院33−13大東文化大

大東文化ー3分PG、35分ラック→H→NT、64分P→CカウヘンガTG(2T1G1PG計15点)
関東学院ー8分ラインアウト→モール→F竹山T、15分I→K→N→J中園TG、26分J左サイド快走→I→K→M重見TG、59分I→L→K高山TG、82分N→J中園TG(5T4G計33点)

○大東文化、闘志は見れるのだが及び腰。デイフェンスは穴が目に付く。自然体で攻撃に徹すれば面白いチーム。とはいえ、接点でのボールコントロールは関東学院が上回っており、攻撃オプションも多彩である。また、デイフェンスラインの形成が早く、ラグビーを良く知っている選手が多い。試合展開を考えながら、そして彼我の実力を考慮して試合を進めている。残念ながら、今日の試合を見ていると、今年もまた大学選手権は早稲田ー関東学院対決となりそうな予感がする。

11/5   法政大47−34大東文化大   慶応大27−24明治大

法政大ー16分KTG、26分スクラム→I→K→J西條TG、43分P→H成田スペース見つけてTG、48分I→N坂元TG、54分P→H裏に抜けて独走TG、60分相手キックチャージからチャンス→L大村T、76分キック→相手キャッチミス→WTB友井川TG(7T6G計47点)
大東文化ー12分PG、23分ラック→H→I→L中島TG、36分P→L→A左隅TG、39分PG、63分FWで一気に→CフォアフェンガウTG、70分ラック→H→ITG(4TG2PG計34点)

○大東文化は、FWで優位に立って、試合の主導権を握りつつあったものの、法政の選手はデイフェンスのギャップやスペースをうまく見つけて裏に抜けてはトライを奪った。ノーガードのトライ合戦というよりは、互いのチームカラーの差が今日の試合の行方を決定付けた。フィジカル面で大東文化が勝っていたものの、法政の選手の方がラグビーを知っていた。
慶応ー15分PG、20分ラック→H→L抜ける→J中浜TG、25分ラック→I→J→I川本TG、47分ラインアウト→H→I→ラック→H→N小田T、62分自陣22mからターンオーバー→M山田T(4T2G1PG計27点)
明治ー4分ラインアウト→モール→E日和佐TG、33分ラインアウト→ATG、40分DG、70分5分あまりの攻防→モール→ラック→FL山本TG(3TG1DG計24点)

○立ち上がり直後の明治FWの鮮やかなトライ、そして慶応の「魂のタックル」でのターンオーバーからのトライ、最後の息詰まる攻防をしっかり止めきって、嬉しい勝利を物にしたのは慶応であった。スクラムは電車道とまではいかないまでも、明治が圧倒する場面が結構あったし、慶応のラインアウトの不安定さもあって、明治が優勢に試合を進めていたが、慶応はタイミングよくタックルに入り、接点でボールをうまく処理し続けた。しかも攻撃時は、スピードを上げる事によって明治デイフェンスにギャップをつくり裏に抜けては少ないチャンスを活かし続けた。チーム力としては明治に軍配をあげる。多分次に対戦した時は、明治勝利かとも思うが、慶応の作戦勝ちである。両者ともに、勝利への執念を捨てずにノーサイドの笛を聞いた。という意味では、良い試合であった。

10/29  立命館27−14天理大  同志社63−17龍谷大

立命館ー12分JデイフェンスふりきってT,17分スクラム→ET、36分FWBK連続攻撃→KT,44分モール→AT,80分キック→FキャッチしてTG(計5T1G27点)
天理大ー30分ワイドに振って→NTG、40分ラインアウト→モール→TG(2TG計14点)

○天理、攻めているも得点に結びつかず。立命館、効率よくトライを重ねて天理を突き放し、大学選手権に一歩前進。立命もミスが目立ったが、それ以上に天理は思っていた事ができていなかった。
同志社ー@大槻→小野田A太田B星野→岩崎C川嵜D前川E大原F神農G林H時枝→東郷I才口J桑原K大橋L南M宇薄N宮本
同志社ー27分ラインアウト→モール→MTG、38分連続攻撃→CTG、40分FWBK一体攻撃→MTG,45分モール→H→JTG、47分モール→ATG、52分ラインアウト→展開→I抜けて→MTG,67分モール→ラック→DTG、77分連続攻撃→DTG、81分TG(9TG計63点)
龍谷大ー23分右隅T、29分BK上手く抜けて右中間TG,80分T(3T1G計17点)

○今にも雨粒が降ってきそうな曇天の中、同志社は先制する好機を活かしきれない。結局押し戻され、右隅にトライを奪われる。気を取り直して、すぐさま逆転トライを奪うが、その思いも虚しくサイドリードを奪われる。パスが通らない。せっかくゲインしてもフォローが遅い為ターンオーバーされる。あるいは密集でボールをコントロールしきれない。自信が無い為に、焦りからプレーの一つ一つが浮ついた状態になっているせいであろう。試合をコントロールすべきところを、相手に上手くあしらわれ主導権を奪われてあたふたしている。幸いにしてサイド逆転したあと、ようやく同志社らしいトライが生まれ、なんとか踏みとどまれたといったところか。一番の薬は、立ち上がりで自分たちのペースに持ち込むこと。今年は密集サイドにこだわってFWにボールを集めようとする傾向が強いが、ボールを散らして相手に的をしぼら差ないことも大切ではなかろうか。

10/22  関東学院29−3流通経済大学(TV鑑賞)

関東学院ー18分モール→ラック→M重見T,37分I藤井キック→J中園T、62分N山下ディフェンスかわしてTG、70分力強いモール→A田中T,81分Jキック→キャッチして走りきるTG(5T2G計29点)
流経大ー51分PG(1PG計3点)

○流経大、攻め込むもチャンスを生かしきれない。関東デイフェンスのプレッシャーが強いのかミスが出たり、ターンオーバーされたりであと一歩が届かない。関東もそういった意味では、セットプレーの安定は課題であろう。接点でのボールコントロールの上手さは流石と思わせるし、スクラムも堅固である。にもかかわらず、圧倒的優位になかなか立てない。そのへんが春口監督にすればもどかしいのであろう。早稲田ー日体大戦も後半見たが、日体大に戦意が感じられなかったので、今日の段階ではまだチーム力にそんなに差はないと感じたのだが・・・

10/15  同志社17−16近畿大   京産大44−22立命館

同志社ー@大槻A太田B岩崎→星野C川嵜D前川E大原F神農G林H飛野→時枝I才口J川端K大橋L南M宇薄N宮本
近畿大ー@元A高田B洪C吉浦D康E北川F玉山G岡崎→野田H加藤I古谷J島K李L富永M野本N吉川
同志社ー25分ラック→ATG、48分スペース見つけてKTG、80分PG(2TG1PG計17点)
近畿大ー3分PG、7分PG、55分ラインアウト→モール→野田T、67分ラインアウト→モール→野田T(2T2PG計16点)

○立ち上がりから、近大の積極的な攻めに受けに回って2PGを献上。ゆっくりではあったがようやく敵陣に入って試合をし始めたのは良いが、チャンスで攻めきれない同志社。とりわけアクシデンタルオフサイドを再三取られて、攻撃のリズムをつかみきれない。また、スクラムは押し気味であったが、スクラムトライを狙っては上手くまわされ、FWもまた空回り。ラインアウトも肝心なところで、安定しない。これが後半に入って、先にトライをしたものの、近大に主導権を握られ2トライを献上し逆転される伏線となる。自分たちで攻撃のリズムを崩して相手に有利な展開にさせてしまう。残り時間がどんどん無くなっていく中で焦りからますますミスが増える悪循環。ようやく、ロスタイム寸前にPGを狙って成功、薄氷を踏む勝利をつかんだ。チーム戦力としては格段に違う近大にこれだけ苦戦を強いられた原因は、ひとえに確たる自分たちの能力を信じきれずに、それでいて相手を甘く見ていたことであろう。今年の同志社はボールに寄りすぎる傾向がある。サポートが遅れる為にモール・ラックに人をかけてしまう。そのためラインが作れない。勢い、密集サイドで攻めるが、ボールコントロールが悪い為ターンオーバーされてしまう。その悪循環に陥っているようである。もっと自分たちのプレーに自信を持って、自分たちのリズムを作る事を心がけるべきである。これからの修正力に期待したい。同志社も見てください。
立命館ー@河野→熊坂A表→和田B熊坂→菅野C近藤D木村E槙原F井上G藤本→木村H増田→東出I林J大内K加藤L島M水沢N玉川
京産大ー@後藤A小西B長江→山下C河嶋D坂野→半田E山田F橋本G八藤後→田井H田中I大熊J徐K今村L石蔵M江藤N内田
立命館ー25分モール→ラック→ATG、30分ラインアウト→モール→CT、37分大きく展開→NT、70分左右に展開→MT(4T1G計22点)
京産大ー3分中央突破→右に振ってHT、7分BKきれいに抜ける→ITG,16分スクラム→H→ITG,20分モール→GT、47分PG、60分左右に展開→JT,80分ATG、82分T(7T3G1PG計44点)

○京産大鮮やかなBK、FW一体攻撃で立ち上がりから果敢に攻めてトライを量産。今年のチームは一味違うと感心させられたが、立命館も地力はある。そこからリズムに乗って3トライを返す。京産大@がハーフタイム直前にシンビンを受けて、ますます有利になったのだが、そうなると攻めきれない。一気呵成に逆転してしまえば立命館も大きな自信につながったと思うのだが、粘りのディフェンスを見せて主導権を取り返した京産大が逃げ切った。

10/8   大体大48−3立命館   同志社54−10関西学院

立命館ー@河野A表B熊坂C近藤D木村E槙原→家長F長倉→井上G藤本H増田→井上I高山→林J大内K加藤→佐藤L島M水沢N玉川
大体大ー@山本→勝浦A佐藤B中村→小渡C久保D松岡E板垣F濱里→辻田G藤本H金→久高I河野→大川J檀辻→安達K山下L平瀬M藤木N松岡
立命館ー16分PG(計1PG16点)
大体大ー3分キック→JTG、13分キック→LTG、20分GTG、31分連続攻撃→GT、35分ラインアウト→モール→@T、65分ラインアウト→モール→T、73分モール→ATG、80分ギャップ見つけてET(計8T4G48点)

○大体大は、ディフェンスが良い。立命館の執拗な攻撃を三次ぐらいまででしっかり止めきっていた。また前半は立命のディフェンスの穴をしっかりみて、あっさり連続トライを奪っていた。今年の大体大は面白い存在になりそう。対して立命館は攻撃オプションが少なく、淡白すぎる。実力があるだけにもう一皮むける事が必要。
同志社ー@大槻A太田B岩崎→星野C川嵜D前川E林F神農→大原G深澤→澤田H時枝→飛野I才口J菊竹→南K釜池L大橋M宇薄N宮本→川端
関西学院ー@元木→岡本A松永B堂山→木戸C大石D後藤→鵜川E西川F多田→松川G松尾H片淵→今村I岡島J松尾→塩月K竹内L徐→高橋M西尾N南野
同志社ー12分連続攻撃→NTG、26分モール→ラック→AT、35分キック→ETG、44分ラインアウト→モール→@TG、46分ラインアウト→モール→ラック→@TG、60分J裏に抜けてTG、67分認定トライTG、75分JTG(計8T7G54点)
関西学院ー37分モール→CT、77分モール→T(計2T10点)

○同志社、圧倒的な攻撃力を誇りながら(スクラム押し勝ち、ラインアウトまずまず安定)、攻めきれない。密集でボールとられる事が多く、ミスも目立った。また、ボールによる選手が多く、ボールを確保してもラインが一方に寄ってしまい、攻撃オプションが限定されてしまっている。もっと試合の流れを読んで動く選手が欲しい。ともすれば試合の展開に受身で対応しているため、リズムを作り出せていないように感じる。進化の途上なのであろうが、前途は厳しい。対して、関西学院。点差が開いても果敢にボールに食らいついていた。ボールに絡みペナルティも多かったが、その執念には感心させられた。

10/1   大体大44−8関西学院    同志社33−17立命館

同志社ー@大槻A太田B岩崎C川嵜D前川E林F神農G深澤H時枝→飛野I才口J露口→菊竹K釜池L大橋M宇薄N宮本
立命館ー@河野A表B熊坂C近藤D木村E槙原F長倉G藤本H増田I高山J玉川K加藤L島M水沢N時津
同志社ー40分モール→FTG、52分スクラム→ラック→@T,70分認定トライTG、76分スクラム→こぼれ球をHうまく処理→LTG、80分ペナルティ→I速攻→MTG(5T4G計33点)
立命館ー18分ゴール前ラック→大きく回してM右サイドにT、57分デイフェンスのギャップついて連続攻撃、DTG、77分キック→ボール押さえてJT(計3T1G、17点)
○同志社、出足は良かったものの、ミスが重なり押し戻される。一進一退の攻防が続くものの、立命は3度目にようやくゴールラインを割って先取点を挙げる。その後も両者、ノックオン等のミスがありお互いに好機を活かしきれない。ようやく、ロスタイム寸前になって、同志社は力攻めで同点トライを奪い、ゴールキック成功で逆転に成功する。けれども後半に入っても、リズムに乗り切れない。追加点を挙げたものの、すぐに同点にされる。転機は70分ゴール前にスクラム選択、そして認定トライを奪う。その後もまずい攻めから幸運な追加点を献上したものの、後半も終盤の終盤で同志社はリズムをつかみ始めた。立命館は、良いチームに仕上がっていたが、それでももたもたする相手ではない。今日の試合でわかったことは、ラインアウトの不安定さと明確な戦術の無さか?龍谷が天理に5−12と大善戦したこともあり、全体に底上げ調子とみる。これからもそういう意味では苦難の道がしばらく続きそうである。
大体大ー@山本A佐藤B中村C久保D松岡E板垣F濱里G藤本H金I河野J比嘉K山下L平瀬M藤木N松岡
関西学院ー@元木A松永B堂山C大石D後藤E松川F西川G松尾H今村I岡島J南野K竹内L室屋M西尾N徳永
大体大ー3分ラインアウト→モール→AT、13分モール→HT、33分H裏に抜けてTG、44分モール→DTG、55分@T、62分NTG、77分WTB大川T、80分安達T(計8T2G,44点)
関西学院ー30分PG、67分MT、(計1T1PG、8点)
○試合展開から行くと、大体大が圧倒していた感があるが、それほど点差は開かなかった。とはいえ、大体大ディフェンス、アタックとも仕上がり具合は上々ではなかろうか。

10/8   大体大ーーー立命館   同志社ーーー関西学院