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社会人観戦記(得点経過および出場選手の詳細はこちらです)

☆1/9  ワールド5−47サントリー   NEC20−5東芝府中

ワールド、気持ちばかりが先に出て普段どおりの戦いをできず。その分サントリーが攻めあぐねていたにもかかわらず、前半の3トライで完全に試合の主導権をつかむ。ワールドの焦りによる自滅で、サントリーは完全に自分たちの戦い方をてに入れた。
東芝府中、攻め込むもNECディフェンスに阻まれて得点できず。接点での争奪戦で一歩も引かず、東芝を押さえ込んで、徐々に自分たちのペースに持ち込んだNEC。実力が拮抗していれば、守りに徹して徹しぬいたNECの我慢が勝利を引き出した。派手ではなかったが、接点での激しい攻防は見ごたえがあった。

☆12/24   神戸製鋼26−15ワールド

両者互角の立ち上がりといえども、神戸製鋼にわずかの分あり。それは勝利への執着心というべきか。勝ち点では並んでいるが、先週は8連勝中の三洋電機を破ったワールド、ヤマハとの死闘を勝ち抜いた神戸製鋼。いずれもディフェンスでは定評有るチーム.そういう意味では。攻撃力で勝利に飢えていた神戸が勝つのも当然か。NウエブGクリブM大畑と肝心なところで頑張れる選手がいた神戸製鋼が勝利をてにした。ワールドも必死で防御を続けたが、神戸の執着心が勝っていた結果であろう。

☆12/11  NTTドコモ0−51ホンダ  近鉄29−24豊田織機

ホンダー2分PG、7分PG、10分PG、20分N嶋TG、27分J上田TG、35分JTG、42分KTG、65分インターセプト→JTG、75分TG(6TG3PG計51点)
○ミラー健在も動きは鈍い。ホンダのディフェンスが堅い事も有り、ドコモは攻め込むのだが相手陣に入ってからの密集からのボールだしが遅い。ボールが早く出てくる時は、ラインができていない。残念ながらチーム力の差はいかんともしがたし。FWのセットプレー、BKの展開力ともホンダが地力を発揮しての勝利である。
近鉄ー3分LTG、10分PG、12分J→M飯泉TG、38分LT、80分ターンオーバー→J太田TG(4T3G1PG計29点)
豊田ー35分PG、43分ラインアウト→モール→A棚原TG、62分M赤石TG、73分激しい攻防→C石川TG(3TG1PG計24点)
○劇的な幕切れであった。後半は豊田織機の勝利への気迫が勝り、ほとんど近鉄陣内での攻防が続いた。近鉄、必死にディフェンスするも、豊田の連続攻撃に再三突破を許し、73分19点差をひっくり返した。その後も攻撃の手を緩めず、近鉄ゴール前での攻防が行われた。なんとかしのいでいるものの、ロスタイムに入り近鉄の負けはほぼ決定かと思われた時、零れ落ちたボールを近鉄FWが拾い上げ、豊田Gをめざして走り始める。サポートが2人追いかける。パスを上手くつないで、豊田ディフェンスを突き放して劇的なトライを挙げる。萎えていた勝利への気持ちを振り絞ってあげた、トップリーグに夢をつないだ。しかしながら、今の攻撃力、ディフェンス力では、到底トップリーグでの勝利はおぼつかない。さらなる戦力の補充は欠かせないのではないだろうか。

☆12/4   トヨタ47−24クボタ   神戸製鋼20−34三洋電機

○クボタ、あと一歩何かが足りない。プレーの精度なのか、相手を凌駕するチーム力なのかはわからないが、試合を支配できないのが辛い。逆に、トヨタの司令塔SO広瀬はのびのびとプレーしている。相手のディフェンスの裏に蹴るボールもこ憎たらしさが感じられるくらいに上手い。クボタは、継続を心がけて戦う意識を高める必要がありそうである。
○神戸製鋼、気迫が感じられる戦いぶりであったが、今年の三洋電機の戦力の充実振りが上回っていた。前半こそ、早い仕掛けからの攻撃が生きていたものの、後半に入ると完全に三洋ペース。連続攻撃を仕掛けては、ギャップができるのをまち、すかさずゲインする。神戸も必死にディフェンスに行くのだが、流石にラックを連取され、ペナルティを犯すと、すかさず攻められる攻撃に、少しずつラインを下げられていった。神戸としては、まずまずの試合展開であったが、予想以上に三洋の攻撃力が勝る試合となった。

☆11/5  日本代表 44−29 スペイン代表(得点・出場選手は日本協会で確認してください)

泥臭いモールで勝ちに行ったジャパン。格下のチームには通用しても、上には通用しない。どちらかいうと、本当はスピードで圧倒できれば一番良いのだろうが、その点はスペインが上回っていたように思われる。立川、小野沢、大西がBKでは目立っていた。FWは木曾が核になり、なんとか大崩を免れた感がある。いずれにしろ、急造チームのイメージは抜けない。2年後のジャパンを想像させるものは見られなかった。なんとか勝利したことを喜べばよいのではないか。

☆11/5  NTTドコモ 105-14 ユニチカ  近鉄25−21大阪府警 

アンドリューミラーは健在である。上手くラインを動かし、抜けてくる選手にしっかりタックルに入る。神戸製鋼の危機を救い、ジャパンの司令塔を勤めた往年の姿は、スピードが落ちたもののあまり変化は見られない。
○近鉄ー27分ラインアウト→モール→ET、30分キックからチャンスをつかみ→DT、47分ラインアウト→展開→GTG、68分CT、78分PG(4T1G1PG計25点)
○府警ー14分スクラム→G→H→ETG、18分ラインアウト→展開→LTG、76分PK→モール→CTG(3TG計21点)

○大阪府警大健闘である。というよりも、近鉄があまりにもふがいないのかもしれない。接点でのボール奪取にミスがおおいためか、近鉄苦戦。前半はともかく、後半はあっさり引き離していくと思われたが、逆転してから得点差をつけるどころか、1点差まで追い詰められ、なんとかPGで逃げ切るのがやっと。これではトップリーグに戻っても、上位に浮上できないであろう。奥園、もっと激しく、そして鋭く。期待しています。

☆10/30   神戸製鋼 8−10 NEC

○試合前の予測とは裏腹に、NECの三列があまり目立たないほど、神戸のFW陣が奮起した。とはいうものの、雨天ということもあって、ハンドリングミスが目立ち、攻撃のチャンスを逃した場面が結構あったことも確かである。両チームともディフェンスは堅固で、とりわけゴールラインを背にするとなかなか突破を許さない。結局神戸の1トライ、NECの1トライはモールを押し込んでのものであり、後半ロスタイムに入ってからのNECの逆転トライも左ラインアウト→モール→右へ大きく振って奪ったものである。そしてまた、ボールが手につかず、そこをNECのSO松尾がすかさずキックしてチャンスを広げ、相手ラインアウトのボールを奪取した上でのトライであった。神戸は、土壇場で惜しい勝利を逃した。

☆10/23   神戸製鋼 55−10 サニックス  ヤマハ57−31サントリー

○神戸、FWが非力なスターティングメンバーで危惧されたが、サニックスの攻撃ミスに救われて、リズムをつかむ。FWが接点ではサニックス優位に立つも、決定機にもう一つパスがつながらないのが辛い。神戸は接点でのボール出しに時間をかけずパスを早くだしたのが功を奏す。
○サントリー、接点でのボールだし遅く、パスがまた悪い。ディフェンスが迫ってきているところへパスが行くので、ことごとくつぶされている。これでは、リズムがつかめない。後半20分近くから、ようやく連携が上手くいきだしたものの、遅すぎた。ハーフ陣が相手の陣形を見ていないのか、キックも正面に行き過ぎる事が多かった。今日だけかもしれないが、組織的な展開が望まれる。ヤマハは、リコー戦が嘘であったかのようにBK、FWが一体となって前に出ていたのが印象的であった。特筆すべきは、ディフェンスで積極的に前に出たのが、試合の主導権を握った事であろう。

☆10/22  三洋電機 51−32 東芝府中

○試合前は、東芝府中優勢という予感が強かったが、そしてキックオフ直後は確かに三洋電機も焦りからかミスやペナルティが目に付きなかなかリズムに乗れなかった。けれども、SOトニーブラウンの攻守にわたる活躍があったとはいえ、はつらつと動き回るBK陣、そしてB相馬をシンビンで欠きながら、J角濱をスクラムに入れて、堂々東芝FW陣と五分の勝負をしたFWの頑張りは凄かった。特に後半開始直後から20分頃まで、FW、BK一体となった攻撃は見事である。J角濱のフィジカルの強さ、L山内のスピードなど、ブラウン以外に光る選手は多かった。さらには、相馬がシンビンの間、とにかく耐えて、東芝に試合の流れを奪われなかった事が、リズミカルな攻撃を生んだように思う。ブラウンが絶好調ということもあったが、当面の宿敵東芝を見事なまでに打ち破った一戦である。
 東芝は、後半20分過ぎバツベイを投入してから攻めに転じて流れをつかむが、少し遅かった。それまでの失点が多かったということもあるが、攻めていながら不運にもこぼれ球が三洋N吉田に拾われ、追撃を断たれたように、最後まで自分たちのペースを作りきれなかった。

☆10/1   トヨタ 82−21 サニックス   ワールド 6−27 NEC

サニックス、先週の東芝戦もそうであったが、あまりにもディフェンスが淡白すぎる。前半を終了した時点で、6トライを献上0−40でハーフタイムを迎える。後半10分にようやく1トライを返すも7−54。戦力差もあるが、もう少し厳しいディフェンスを心がけて欲しいものである。そのためか、トヨタは前半のまとまりをなくし、後半はもう一つプレーに精度を欠くところが見られた。
○ワールド、なかなかリズムに乗れない。レフリーとの相性が悪いのか、開始早々FLスタワーズがシンビンを宣告され、ひとり少ない状況で戦う形になる。そしてすぐにモールでトライを奪われる。その後はしっかりデイフェンスして、前半3−12で折り返す。後半に入っても、積極的な攻めを見せて、6分にPGで6−12。そのあとも密集で上手くボールを取って攻め続けるのだが、攻め込んでは相手ゴールライン10mという地点でのラインアウトでボールを取られる事3度。最後には戻されるという形がしばらく続き自分たちのリズムを作りきれない。そして後半25分、逆にNECがターンオーバーから鮮やかにWTB石田がトライを奪い、NECが先に得点を挙げてしまう。緊張の糸が切れたのか続いて29分またまた左から右へ大きく展開して石田が飛び込む。
 ラグビーにおいては、自分たちのリズムを作る事がいかに大切か、そうする為の努力が勝利に直結している事をあらためて知らされた試合展開でノーサイドの笛を聞いた。ワールドはその辺をしっかり意識しないと、なかなかトップリーグ上位にはいけそうもないようである。

☆9/23 神戸製鋼7−28クボタ(メンバー表は公式サイトをご覧ください)

◎神戸製鋼完敗という結果になった。開始6分、相手キックをチャージしてH後藤が50m独走トライを決めたものの、もうひとつ連係プレーが上手く決まらない。ボールへの寄りが悪く、密集に人を割くためかラインに人が居ないといった調子で、決定力を欠く結果となる。大畑もボールを持つもののマークがきつくすぐにつかまってしまう。一次防御でとめられないので、デイ゙フェンスが後手に周り、受けに回ったのも結果的にはまずかったのであろう。そして、クボタのデイフェンスがいつになく良かった点も評価できるのではなかろうか。最初のトライをとって以降は、完全にクボタペースで試合が進み、密集でのターンオーバーも目立った。実をいえば、密集からは神戸のほうが良くボールを出していたように思えたのだが、華麗な展開を見る前に相手にボールを渡す場面が目立ったと言うべきであろうか。
 神戸にすれば、ここでポイントを挙げておかないと厳しいだろうが、チームの変革期と捉えていく方がシーズンの終わりには喜べるのではなかろうか。クボタは、今日の調子で戦えば、取りこぼしが減り、上位進出の可能性があるのではなかろうか。

☆9・24 ワールド25−28トヨタ  東芝府中67−24サニックス

◎東芝 前半5T3G31点、後半6T3G36点、合計11T67点(勝ち点5)
  サニックス 前半2T1G12点 後半2T1G12点  合計4T24点(勝ち点1) 
東芝のアタック力が凄いのか、サニックスのデイフェンスが弱いのか。これは両方いえることかもしれない。東芝府中が集中力を発揮すると途端にトライが生まれる。あまり抵抗らしい抵抗も無く、というよりも為す術もなしにサニックスが得点を入れられているというように私には映った。それにしても東芝の破壊力は凄い。しかしながらデイフェンスは結構簡単に抜かれている。修正すべきは、その辺であろう。
◎トヨタ 前半2T2G14点 後半2T2G14点 計4T28点
 ワールド 前半1T1G1PG10点  後半2T1G1PG15点  計3T25点
○好試合であった。前半立ち上がり、トヨタがあっけなく2トライを奪い地力で勝るトヨタが主導権を握りそうに見えたが、26分にPGを返しじっくり耐えていこうという姿勢を見せたワールドが前半終盤I由良のキックに対応してK大西が飛び込み4点差。後半に入ると、ワールド劣勢の中自分たちのリズムを作り、堅いデイフェンスからのターンオーバーなどでテンポよく後半攻め続け、後半12分にL中矢のトライ、18分にモール攻撃からスタワーズが飛び込み11点差をつける。けれども25分大西がシンビンで10分間の退場。トヨタはNアイイ、レアウェルのスピードとパワーの前に連続トライを許す。ワールド、ロスタイムでの逆転を目指すが、焦りからかボールが手につかない。惜しい敗戦を喫する。