スケジュール9・10 大学 社会人 同志社 HOME

大学観戦記−1

☆10/5  京産大62-17関西学院  同志社85-5天理大
        近畿大12-34龍谷大   立命館0-36大体大

京産大ー@山崎→小西A中川B松尾C中村D富山E谷口F岡崎G長田H田中I西野J松岡→森岡K南L松尾M芦田N前田
関西学院ー-@濱野A大賀B入江C下道D波左間E松尾F唐津G清水H奥河I石井J松尾K平井L山口M金崎N野中
京産大―8分前田T、15分前田TG、22分CT松尾TG、28分モール→松岡TG、後半4分芦田TG、6分田中TG、12分田中T、22分谷口TG、28分芦田→前田→芦田T、34分森岡T(10T6G計62点)
関西学院ー後半27分大賀T、35分清水TG、39分金崎T(3T1G計17点)
関西学院、再三京産大陣に攻め込むが堅固なデイフェンスに阻まれてなかなかトライに結びつかない。京産大は、逆にそつなくチャンスを生かしては得点を重ねていく。ボールの支配ではそんなに差がついていないのに、徐々に点差が広がっていく。京産大は無理押しせず、自然体で取れる時に取る姿勢を崩さなかったのが良い。
同志社―@中村→森A荻原B山本C望月D浦→端迫E飯尾F中山G熊谷H竹山I岡本J正面K仙波L鄭M谷岡N吉田
天理ー@中塚A西川B石割C弓場D久常E宮沢F西浦G小野H笠木I松村J中野K白藤L下原M伊藤N坂井
同志社ー3分中村TG、16分正面TG、24分竹山TG、32分正面TG、37分竹山T、後半3分正面TG、6分正面TG、9分谷岡TG、12分谷岡TG、17分スクラム→熊谷T、27分谷岡TG、35分モール→熊谷T、40分正面→鄭TG(13T10G計85点)
天理ー後半25分伊藤T(1T計5点)
第二グラウンドの試合を見ながら、今年の同志社の仕上がり振りを見ていた。デイフェンス面での成長、去年は押せなかったスクラムがとりあえずとはいえ押していた点。このへんは評価できるのではなかろうか。正面、谷岡がといったWTBが目立ったのも良いであろう。つなぐプレーで前進していた前半に比し、後半は一時防御を破ると後のデイフェンスはなく大きくゲインする場面が印象に残りすぎた。接点でのボール獲得も多かったが、これが関東勢相手ではまったく感触が違うであろう。心してリーグ戦を乗り越えて欲しいものである。

☆10/12 同志社12−45関東学院

同志社ー@中村→市川A荻原→森B山本C田原D浦E飯尾→F端迫G峠H竹山→中村I岡本J正面K仙波L浅田M鄭→桑田N福田
関東学院ー@北川A土肥→林B田中CD中本E小河F北川G八木H小畑I奥J北川KL清井M水野N山下
同志社ー後半5分モール→浦T、8分浅田TG(2T1G計12点)
関東ー12分TG、24分モールT、30分FL小河T、38分PR北川TG、後半20分W北川TG、31分TG、40分TG(7T5G計45点)
同志社、ターンオーバーからの速攻に対応できず、ギャップを衝かれては大きくゲインされ、トライされるシーンが目立った。これは、デイフェンスの戻りが遅く(意識が緩慢)、そこを衝かれている。残念ながら、局面で試合の流れを読む事にかけては完全に関東の選手の後塵を拝していた。チャンスだと思えば畳み掛ける攻撃に、なすすべなく、タックルにいけていない選手が多かったのが残念である。これでは、関東勢との差は広がるばかりである。アタックにせよデイフェンスにせよ、ボールへの絡みを早くしていかないとこの差は縮まるものではなさそうである。

☆10/19 大体大45−33近畿大  立命館71−17龍谷大

大体大ー17分左サイドライン攻撃JTG、31分Nギャップついて裏に抜けTG、後半6分NTG、12分J左中間にTG、31分J60m独走TG、38分モール→ATG、42分PG(6TG1PG計45点)
近畿大ー11分PG、13分PG、26分PG、35分N→MT、40分ラインアウト→KTG、後半24分KTG、41分@T(4T2G計33点)
◎再三逆転があるシーソーゲームで目が離せない面白い試合であった。FWはほぼ互角。BKは若干大体大が元気があったか。というよりも、デイフェンスで一日の長があったというべきであろう。近大は相変わらず個々の突破は目立つのだが、それが得点に結びつかない。デイフェンス然り、アタック然り、もうひとつ選手の意識が統一されていないのが残念である。大体大は選手層からいうと良く頑張っている。選手の意識も高いものがある。
立命館ー7分PG、10分MTG、26分M独走TG、30分LTG、34分PG、40分GT、後半3分PG、7分PG、30分ITG、33分JTG、35分RTG、38分PT、42分MTG(9T7G4TG計71点)
龍谷ー後半14分NT、17分GT、40分BTG(3T1G計17点)
◎立命館も何をしたいかがよく分からない。龍谷が攻め込んではミスを繰り返し、助けられたものの、アタック、デイフェンスともに切れがなく、後半終盤龍谷が精神的に切れたところでの大量得点では誇れない。その中で個人技とはいえ、WTB 吉田が再三隙をついては抜け出し、トライを量産していた。とはいえ、上位とあたる時に果たして機能するかどうか。龍谷は近大戦が良かっただけなのか。修正できる点はなおして上位陣との対戦に備えて欲しい

☆10/26 京産大54ー14龍谷大  同志社61−19大体大

龍谷大ー@村上A長岡B小倉C久世D岩本E溝F林田G山本H井折I西J長谷川K福富L郡山M森N畑
京産大ー@小西A中川B松尾C田中D中村E谷口F岡崎G長田H田中I西野J松岡K南L松尾M芦田N前田
龍谷大ー5分モール→G抜け出してTG、後半11分ターンオーバー→MTG(計2TG14点)
京産大ー11分モール→LT、27分ラック→BTG、32分ラインアウト→モール→ETG、35分モール→GTG、後半2分ラインアウト→速攻LTG、14分GTG、25分FTG、37分KTG(計8T7G54点)
◎龍谷、今ひとつ波に乗り切れない。京産大相手に立ち上がりから良く攻めていた。一本目のトライを奪ってからの攻撃が単調で、逆に京産大を乗せる契機となってしまった。京産大は後半波に乗ってFW、BKの一体感が見られるようになったが、エンジンの掛かりが遅いのが気になるところである。
同志社ー@森→市川A荻原B山本C望月D田原E飯尾F中山G熊谷→高橋H竹山I今森J正面K仙波L浅田M鄭N吉田
大体大ー@猪瀬A安岡B稲嶺C松岡勇D松岡毅E吉岡F小川G佐藤H金I中西J南K福田L山下M大向N中西
同志社ー5分ラインアウト→モール→ワイド→仙波TG、21分相手パスミス→吉田TG、24分チャージ→飯尾TG、29分吉田TG、36分吉田TG、後半15分ラインアウト→モール→竹山→正面TG、27分吉田、31分正面T、36分鄭TG(計9T8G61点)
大体大ー40分南T、後半12分スクラム→金TG、34分南TG(計3T2G19点)

◎同志社、攻めにはシャープさが感じられなかったものの、デイフェンス面では組織デイフェンスの意識がつき始めているのか、サポートのいりも早かった。前半最後の大体大のトライはやらずもがなではあったが・・・・。後半早々の大体大の攻撃の場面ではトライは奪われたものの良くしのいでいた。攻撃面で、もっと頭を使った展開を見せて欲しいものである。

☆ 11/1 大体大22−16京産大   同志社113−12龍谷大

大体大ー@猪瀬A安岡B稲嶺C松岡勇D松岡毅E吉岡F小川G佐藤H金I福田J南K中西L平瀬M山下N大向
京産大ー@小西A中川B松尾C中村D田中E谷口F岡崎G長田H田中I西野J松岡K南L松尾M芦田N前田
大体大ー25分PG、34分ラインアウト→ワイドな展開→T,39分右サイド突破TG、後半42分右端TG(3T2G1PG計22点)
京産大ー後半2分T、22分PG、27分T、40分PG(2T2PG計16点)

○両チームアタック時のミスが多かったものの試合展開としては、前半京産大が押しながら攻め切れずカウンター攻撃を食らって大体大に得点を許す場面が続いた。後半に入ると京産大がうまく攻めて得点を入れ始める。対して大体大ボールは奪うがゲインができない。40分ようやくPGを入れて京産大ほっとしたのか、ロスタイム、大体大のキックオフのボール処理を誤り、大体大に奪われてそのままトライにつなげられる。京産大ファンには、悔やみきれない敗戦となった。
同志社ー@森→市川A荻原B山本C望月D田原E飯尾F高橋G熊谷→峠H竹山I今森J正面K仙波→平L浅田M鄭N吉田
龍谷大ー@村上A長岡B小倉C久世D岩本E溝F林田G山本H井折I西J長谷川K福富L郡山M森N畑
同志社ー3分TG、9分竹山TG、13分正面TG、22分高橋TG、28分TG、35分T、38分竹山TG,40分鄭TG(前半8T7G54点)、6分正面TG、11分鄭TG、18分仙波TG、21分竹山TG、23分正面TG、31分飯尾TG、35分峠T、39分竹山TG、40分鄭T(後半9T7G59点)
龍谷大ー後半2分森T、15分TG(2T1G計12点)
同志社、龍谷相手に完勝したけれども、個人技あるいは2,3の選手の連係プレーで抜け出す場面が多く、得点の割りに収穫はあまり感じられなかった。しかもパスが通らない、ノックオンが目に付く場面が多く、基本的なプレーがしっかりできていないのが目立った。プレッシャーがあまりない状況で、プレーが軽くなるのはきわめて危険な兆候である。もう一度気持ちを引き締めて欲しい。とはいえ、近畿大に勝った龍谷に対し、ここまで叩きのめしたのは、個々のプレーがあがっているという事。これをチームプレーの精度を上げていく事につなげられるかが今後の課題であろう。

☆近畿大52−13天理大 関西学院38−35立命館

天理ー@中塚A西川B石割C久常D浦川E中矢F今村G西浦H笠木I上野J中野K白藤L村田M伊藤N坂井
近畿大ー@小柳A高岡B洪C伊藤D北川E北村F田中G馬渕H阿久田I柚木J松井K吉川L野々村M後藤N渡海谷
天理ー7分PG、11分A西川TG、30分PG(2PG1TG計13点)
近畿ー17分野々村TG、20分野々村、37分小柳TG、後半1分北村TG、17分後藤TG、24分後藤T、35分後藤TG、40分野々村T(8T6G計52点)

○天理、出足好調で近畿大の選手をあわてさせたものの、後が続かない。13分〜15分にかけてのチャンスでもう1本トライを奪っていたら、近大選手をあわてさせて、完全に試合展開を支配する事ができたかもしれない。「たられば」は禁句であるが、そう思いたくなるシーンが多すぎた。
関学ー@濱野A大賀B入江C下道D波佐間E伊藤F広津G松尾H奥河I石井J松尾K平井L山口M増井N金崎
立命館ー@仲谷A村上B今井C増田D谷口E遠藤F五十嵐G草下H竹内I高山→馬場→清瀬J林K稲田L市来M森川N富岡
関学ー6分K→FTG、15分Mキックボールを追走キャッチしてT、25分KTG、28分MT、後半3分I→KTG、11分MTG(6T4G計38点)
立命館ー3分PG、37分T、後半6分PG、13分L→N→MT、19分P→D突進→ET、31分ETG、40分TG(5T2G2PG計35点)

○スクラムでは完全に劣勢であった関学がラインアウト他のセットプレーでは互角に戦い、密集サイドへの集散もスピードで勝る事によって、格上の立命館から勝利を奪った。立命はFWの力の差をチーム力の差にできず、終始リードされることで焦りから自滅した感じとなってしまった。決して調子が悪かったわけではなく、関学の前に出るデイフェンスに翻弄され、逆に関学のパスワークのうまさに防御線を破られて、終始リードされ続けて完全に自分たちのペースを見失ったと考えるのが妥当かもしれない。関学にとっては貴重な白星。立命館にとっては、全国大会に黄信号が灯る事になってしまった痛い敗戦となってしまった。

☆11/16 同志社48-14立命館

同志社ー@中村→児島A荻原B山本C望月D田原E飯尾F中山G端迫→高橋H竹山I岡本J正面K仙波L平M鄭N吉田
同志社−7分平チャージしてキャッチ、インゴールへTG、18分鄭T、24分中山TG、32分吉田TG、38分T、42分中山TG、後半2分鄭T、22分モール→田原T(8T4G計48点)
立命館−後半32分WTB吉田TG、42分FB市来TG(2TG計14点)

○前半38−0、後半10−14 25分に仙波がシンビンを受けた辺りからデイフェンスもアタックも集中力を欠きだした。いや、それまでも攻めていながら、選手間の意思統一ができていないのか「回すのか、それともモールで押し続けるのか」といった、戦術面での意思統一が図られていないため、いたずらにボールを持ち続けながら、今ひとつ得点があがらないという兆しは感じられた。ボール支配率では圧倒しながら、攻めきれない。あるいは迷いがある場面が多く、平素の意思疎通が十分できていないように感じられた。実戦面で、試合の過程でどのような選択をするのか一瞬の決断が必要な場面は多くあると思われる。その辺りで、統一感がないために、心の動揺が起き、結局後半の失点につながった。勝ったから良いのではなく、局面局面でベストの判断がしきれなければ関東学院や早稲田との対戦では致命的な弱点であることを理解して欲しいものである。 

☆11/22 関東学院62−26法政大

関東学院ー11分@北川TG、16分J水野T、28分水野TG、37分A山本TG、後半7分A山本TG、18分I田井中TG、20分水野インターセプトTG、23分N有賀T、36分PG、38分水野TG(9T7G1PG計62点)
法政大ー20分インターセプトG伊藤TG、後半10分モール→佐藤T、28分E佐藤TG、32分N小吹TG(4T3G計26点

○関東学院はデイフェンスでもアタックでも、法政を凌駕していた。もちろん、法政大にトライを奪われたのは事実だが、それは決定的な差がついてからである。一瞬の隙を突いて、攻め込む能力は学生の域を脱しているように思われる。

☆11/29 同志社22-20京産大

同志社ー@児島A荻原B田中→山本C望月D田原→浦E飯尾F中山G端迫→高橋H竹山I今森J正面K仙波L平→浅田M鄭N吉田
京産大ー@山崎→小西A中川B松尾C中村D田中E谷口F岡崎G長田H田中I松尾J廣岡K南L松岡M芦田N前田
同志社-13分モール→望月T、35分認定トライ、後半13分飯尾T、34分モール→荻原T(計4T1G22点
京産大-7分認定TG、20分PG、38分M→J→N→I→JT、後半38分N→廣岡T、(計3T1G1PG20点)
○同志社、ゴール前での相手FWはしっかり止めていたが、ターンオーバーされた時のデイフェンスが遅い。そのため2トライを奪われたのが苦戦の原因であろう。決して天候のせいではありえない。残念ながら攻撃時のデイフェンスは結構ざるである。それでは、決して関東勢には勝てない。抜け目のない攻撃。それをしっかり見せてもらいたいものである。

☆11/30 龍谷大15-52大体大 近畿大55-26立命館 関西学院27-26天理大

龍谷大-18分PG、23分M森TG、後半38分HO森澤T(2T1G1PG計15点)
大体大-4分SH金T、28分PR稲嶺TG、37分WT大向TG、後半2分モール→LO松岡TG、5分松岡T、7分大向TG、26分FL土井TG、32分大向TG(8T6G計52点)

○龍谷、良い攻めを見せるのだが、あと一息が続かない。ターンオーバーされては、大体大にボールを支配されて、折り返す結果になった。後半はほとんどボールの支配権を失い、なすすべなく敗れた。もう少し、ゲームプランを作って、攻撃・防御とも確実性が欲しいものである。
立命館-後半9分認定TG、14分馬場TG、21分市来T、40分認定TG(4T3G計26点)
近畿大-1分WT後藤T、5分野野村TG、7分N8川添T、14分後藤T、36分見寄T、38分川添TG、後半2分CT野々村TG、17分野々村TG、32分後藤T(9T5G計55点)

○近大、前半は立命デイフェンスのギャップをついて、次々と裏に抜けてトライに結びつけた。一時は中だるみ状態に陥ったものの、ラックモールをしっかり支配し、試合の主導権を握り着々と加点しリードを広げた。対して立命館はなかなか個の力を結集できず、組織的な防御攻撃ができぬままに、傷を広げてしまった。後半認定トライを奪ってからようやく自分たちの力を出し始めたが、時すでに遅く、全国大会進出の夢も消えてしまった。
天理大-13分TG、28分TG、32分T、後半20分TG(4T3G計26点)
関西学院-20分T、25分PG、後半8分認定TG、12分T、27分TG(4T2G1PG計27点)

○天理、FWで押し込み前半をリードして折り返すが、後半は関西学院全国大会出場の気持ちが強く、BK展開から攻め込んだ。カウンター攻撃が多かったものの、侮れないスピードの勝利である。おめでとう関西学院。ひたむきさが勝利をつかんだようである。