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春期観戦記

☆4/20 全同志社31-39NZU

全同志社---@尾崎(サントリー)A堂守(JR西日本)B中村(サントリー)→南(大阪ガス)C林(神戸製鋼)D藤井(サントリー)E川嵜(九州電力)F駒井(サニックス)G田中(ワールド)H二の丸(クボタ)I大西(ワールド)J中矢(ワールド)K仙波→鄭L向山(NEC)→竹山M正面N吉田
NZU---@ウイリアムスAポニーBハードCウェレセDドネリーEノフロックFウィルスGアロファHハムフィリーズIフィマオノJロクティKキッドLカワウMホワイトマンNスミス

全同志社---2分PG、30分ラインアウト→モール→堂守TG、32分右中間にキック→吉田飛び込む→オブストラクションで認定TG(前半2TG1PG17点)、27分正面右中間TG、36分相手Pからスクラム選択→駒井TG(後半2TG14点、合計31点)
NZU---3分PG、35分ポニー右中間TG、39分キッド右中間TG(前半2TG1PG17点)、2分ラインアウト→あっさりデイフェンスを振り切りTG、4分フィマオノTG、40分PG、42分ホワイトマン右隅トライ(3T2G1PG22点、合計39点)

◎同志社、勝てない相手ではなかったが、攻めてはノックオンを連発しチャンスを逃す。ゴール前ラインアウトからのモール、相手ペナルティでのスクラム選択でのチャンスが何度もありながら、ミスからチャンスをつぶしていったのが悔やまれる。またデイフェンスでは、外へのパスには反応していたものの、逆に内に入られると抜かれるケースが目立った。

☆4/24 日本選抜14-97NZU

日本代表-@高橋A滝沢(リコー)B元吉(サントリー)C田沼(リコー)D熊谷(NEC)E阮(サントリー)F浅野(NEC)GロバートソンH伊藤護(東芝府中)I伊藤(サントリー)J織田(ワールド)K田中Lオト(トヨタ)→大西M窪田(NEC)N吉田(サントリー)→蛎崎(トヨタ)
NZU−@アルドワースAポニーBジョンストンCドネリーDターナーEノブロックFモクサムGウイリアムズHローチIバークエスト→キッドJツイアキKフィマオノLカワウMモレナ―Nホワイトマン

日本代表--14分 ラインアウト→モール→阮TG、後半22分阮→伊藤護TG(計2TG14点)
NZU-4分カワウTG、6分ウイリアムズT、10分PG、19分ホワイトマン90m独走TG、23分フィマオノ40m独走T(前半4T2G1PG27点)、後半2分ホワイトマンTG、5分ホワイトマンTG、9分モクサムTG、16分ツイアナTG、18分モレナ―TG、27分ホワイトマンTG、30分モクサムTG、34分フィマオノTG、37分ターナーTG、40分ウイリアムズTG(後半10TG70点。合計14T12G1PG97点)

◎NZUの個々のあたりの強さ、瞬発力を思う存分見せつけられた試合である。あっという間に抜き去る力、そしてタックルを上手くかわして裏へ入る速さ。日本Aのタックルは高く、なかなか相手を崩せない。苦し紛れに蹴ったボールは殆どがNZUのカウンターの前に、もろくもトライを奪われる結果になった。一人ひとりの個の強さが段違いであった。同志社戦とは異なり、スピードと体力で押し切られた観が強く感じられた。

☆4/27 早稲田大学37-31NZU

早稲田-@諸岡A青木B市村C内橋D桑江→小島E川上F松本G佐々木H後藤I太田尾J首藤K豊山L内藤晴児M山岡N内藤慎平
NZU-@ウイリアムズAウイルズBジョンストンCターナーDウーリースEアロファFモスクハムGウイリアムズ→ノブロックHハンフィリーズIキッドJツイアキKモレナ―LスミスMロクテェイNホワイトマン

早稲田-4分FB内藤TG、29分豊山TG、後半5分PG、8分PG、23分PG、32分山岡TG、35分CTB内藤TG。(計4TG3PG37点)
NZU-27分ホワイトマンTG、33分ツイアキTG、後半10分PG、37分キッドTG、40分ノブロックTG(計4TG1PG31点)

◎早稲田の早い攻めに戸惑いを見せる間に加点をと、積極的な攻撃を見せる早稲田。対して日本代表Aに大勝し気持ちが弛緩していたのか、早稲田の動きについていけないNZU。しかも、早稲田の低いタックルが要所要所で決まり、NZUはなかなか大きなゲインができず、それが焦りにもなったようである。早稲田にとっては、大きな経験がつめた試合。NZUは勝てる試合を落とした。それにしても、低いタックルで相手攻撃を寸断し、自分達のラグビーをし続けた早稲田の健闘は光る。単独チームのまとまりの良さといってしまえばそれまでだが、木曜の日本代表Aが惨敗しただけに、この勝利は大きい。

☆5/18 同志社大学68-29明治大学

同志社-@森A荻原→林B山本C望月D浦E中山F飯尾G熊谷H竹山I鈴木→大橋J谷岡K浅田L鄭M正面N吉田

同志社-1分正面TG、16分浅田T、20分谷岡→正面→鈴木TG、38分吉田TG(前半4T3G26点)、後半7分望月密集を抜けてTG、12分望月TG、16分山本TG、30分中山TG、34分望月TG、39分正面TG(後半6TG42点、合計68点)
明治-27分A山川T、29分G小堀TG、35分T、後半18分J赤石TG、26分N陣川T(計5T2G29点)

◎試合の流れの中で、実力が変わるところをまざまざと見せてもらった。前半20分過ぎまでは攻め込まれてもしっかりデイフェンスしゴール前では明治の攻撃を止めて逆に攻める意欲を見せていたものの、25分過ぎからは足が止まり始めて、明治のゲインを止められない。攻撃面での上手さ、ボールのつなぎは見事であった。課題のスクラムも明治に対して押し気味で、昨年のようなことは無いと思われる。
後半に入ると、望月を中心にまとまりのある攻撃を見せて得点を重ねた事も評価したい。とはいえ、密集に人が集まりすぎて、ギャップをつかれて抜かれる場面も再三あった。また、ラックでのボールコントロールの悪さから相手にターンオーバーされることも再三見られた。タックルされたときの倒れ方の工夫などまだまだ課題は多いようである。早稲田、関東学院を破って頂点を目指すには、これからの鍛錬にかかっている。性根を据えて練習に励んで欲しい。

☆6/5 日本代表5-63豪州A

日本-@山本→久富A網野B山村C木曽Dバツベイ→パーカーE渡辺F浅野G伊藤H村田→月田I広瀬J小野澤K難波LパーキンソンM大畑→四宮N栗原

日本-40分 豪州デイフェンスをゴール前に釘づけにしようやく、栗原がトライ(1T計5点)
豪州ー8分FL裏に抜けてHOフライヤーTG、15分ラインアウト→モール→NO8ローTG、18分ラインアウト→FL中央突破TG、25分デイフェンスの裏にキック→CTBジェラードTG、36分密集サイド抜かれる→ジェラードTG(前半5TG35点) 後半17分FL−LO−NO8TG、26分SOバーンTG、75分WTBタブレットTG、40分CTBウイルソンTG(後半4TG28点、合計63点)

●さすが豪州、A代表とはいえゴールラインを背負ったときは、なかなかゴールを割れない。日本数少ないチャンスで生かしきれたのは1度きりであったが、それでも豪州のミスに助けられた感がしないでもない。逆にデイフェンス面はよくやっていたように思われる。ワラビーズキャップを持つ者5人がいるFWは、サイドをなかなか抜けない。ラインアウトでは両者とも出させて止めるでほぼ一致していたが、1対1で優勢の豪州が、ゲインを切るのに対し、日本はつぶされターンオーバーという場面がしばしばあった。日本のチャンスは片手ほどで、そのうち1回をなんとかものにしたという印象を得た。とはいえ、ロシア戦からは、進歩していたように思われる。とにかくデイフェンスに終始したものの、それなりに頑張ったと思える。もう少しチームとしての組織的戦術が見られれば良かったのだが・・・。

☆6/8 日本代表15-66豪州A

日本-@長谷川→山本A坂田→松尾B豊山C木曽DパーカーE浅野F箕内→渡邊G伊藤H苑田I廣瀬J小野澤→松田K難波→パーキンソンLコニアM大畑N栗原

日本ー3分PG、後半7分栗原デイフェンスの裏へ抜けて大畑にパス、走りきってトライT、31分ゴール前でパーキンソン、大畑頑張り苑田が頑張り栗原にパス、トライTG(2T1G1PG、計15点)
豪州-0分WTBハインズTG、9分SOバーンTG、17分バーンTG、28分WTBタイデイTG、34分HOフライヤーTG、36分CTBジェラードTG(前半6TG計42点) 後半22分NO8J・ローT、33分ハインズT、37分FBタブレットTG、42分FLホルワーTG(後半4T2G24点、合計66点)

●大畑はアタック時もそうだが、デイフェンスでも良く戻り身体を張ったタックルを豪州選手に浴びせて、再三トライチャンスを潰していたのが印象に残った。日本は待ってデイフェンスしているので、相手に余裕を持って走られる嫌なパターンに陥っていたように思う。見透かされたように密集サイドを抜かれ、手薄なデイフェンスに容赦なく突っ込んできた。ボール出しでも、絡まれチャンスに良いボールが出ない。あるいはプレッシャーからミスを繰り返すお粗末さでせっかくのチャンスを生かしきれない場面が見受けられた。しかも、ターンオーバーからの逆襲でトライを奪われる場面が多く見られたのは残念である。

☆6/15 日本代表86-3韓国代表

日本ー@山本→久富A網野→松尾B豊山C木曽DパーカーE伊藤F箕内G斎藤H苑田I廣瀬→ミラーJ小野沢→四宮K元木L難波M大畑N松田

日本―5分PK→廣瀬裏に抜けてTG、10分廣瀬→小野澤TG、12分廣瀬→松田→小野澤TG,23分パーカーシンビン、25分PG、39分松田TG、40分PG(4TG2PG、計34点)、後半1分小野澤TG、5分元木→豊山TG、18分広瀬→大畑→斎藤TG、22分ミラー裏に抜けてラック→大畑T、27分四宮デイフェンス振り切りTG、29分ミラー裏に抜けて→大畑T、37分松田TG、39分松田TG(8T6G計52点、合計86点)
韓国−3分PG、28分失敗(1PG3点)

韓国代表の出足鋭く(オフサイドになることが多く、日本は助かった)、前半は及び腰で堅く得点を重ねた。後半に入ると相手戦力を見切った形で、もう少し思い切った形での攻めを見たかったが、残念ながらワールドカップの戦術を試すまでは行かなかったようである。そういう意味では、物足りなさというか、ワールドカップでの戦い方に不安を感じさせる結果ではなかったろうか。SO廣瀬はアピールしたものの、ミラーのほうが日本は動けるようである.アタック、デイフェンスともそのような感じを受けた。

☆7/3 日本代表10-37イングランド

日本ー@長谷川→山本A網野→松尾B豊山C木曾DパーカーE伊藤F箕内G斉藤H苑田→村田I広瀬J栗原K元木L難波M大畑N松田→小野沢

日本ー20分ターンオーバー→キック→大畑右隅にトライTG、23分PG(前半1PG1TG10点)
イングランドー9分PG、36分PG、42インターセプト→NO8アングルシーT(前半1T2PG11点)、5分モール→SH→SOバークレーTG、18分FW攻撃→WTBクリストファーズTG、36分日本のパス乱れたボールをキック、WTBスカボロがチェイスT、45分ターンオーバー→SOバークレー独走トライTG(後半4T3G26点、合計37点)

イングランドの攻めが単調であった為、またデイフェンスで前に出て止めていたので予想外にボールを支配できているように見受けられた。相手ミスにも助けられたが、それにしても組織的なアタックがもう少しできるようにならなければ勝てる試合も勝てない。責めていて人数が余らないのは疲れていた為ではなく、攻撃プランがきっちり出来上がっていない為と思われる。その辺の所の整備ができないと苦しい。

☆7/6 日本代表20-55イングランド

日本-@久富→山本A網野→松尾B豊山C木曽Dパーカー→田沼E伊藤F箕内G斎藤H苑田→月田I廣瀬J小野沢K元木→パーキンソンL難波M大畑N栗原→吉田

日本-前半28分モールでトライTG(1PG1TG10点)、後半4分PG、42分TG(計2TG2PG20点)
イングランド-前半(1PG3TG24点)、後半12分WTBダニエルTG、15分PRグリーンTG、24分FBポルショーTG、33分FW T、40分CTBジョンストンT(5T3G31点、合計55点)

とりあえず後半戦だけの観戦記ですが、日本苦労して持ち込んだボールをターンオーバーやインターセプトで奪われたトライが主でした。ボール支配率は高いものの、ああもあっさり持っていかれると戦意喪失する選手も多かろうと感じます。もう少し、トライを取れる工夫が欲しいものです。残念ながら、イングランドの2軍とはいえ日本選手よりは1枚上手のようです。数少ない得点チャンスを生かす道を考えていく必要がありそうです。