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2015年度 

10/12  早稲田25-45筑波大

 早稲田ちぐはぐな攻撃が目立つ。筑波はキックボールがうまく転がるなどツキもあったかもしれないが、良く前に出てタックルしていた。ひたむきさで、勝利の女神を微笑ました感がある。早稲田は大学選手権に向けて立て直しが必要である。接点でのボール争奪、集散の速さで筑波が圧倒した試合であった。(早稲田:前半1TG1PG1DG、後半2T1G合計25点) (筑波:前半3T2G2PG、後半3T1G1PG合計45点)

10/4  同志社47−22関西大   立命館20−17京産大

同志社---34分スクラム→@海士TG、39分関大陣内奥までゲインするとI渡邉TG、44分右隅から回り込んでM松井TG、53分ボールを大きく動かしてITG、66分DFのギャップついて突破K石田TG、72分L林スペース見つけてT、75分L突破→MTG(計7T6G47点)
関西大---26分ラインアウト→モール→CT、56分同志社のノックオンのボールを拾い上げJT、59分スクラムでペナルティ→速攻でJTG、80分T(4T1G計22点) 

関大もひたむきにボールに向かっていた。前半執拗な攻撃を見せて、トライを取りきったところはさすが。また、点差が開いてきてもあきらめずに自分たちのリズムを作ろうとしていた。同志社は、有望選手がそろっていながら、まだまだ連係プレーには程遠い。ハーフ陣は、試合の組み立てをしていると思うのだが、流れに乗った形では攻守ともに中途半端に感じられる。FWがセットプレーで負けていなかっただけに、密集サイドからもう少し早くボールが出ればと思う。自チームに適した試合のリズムに選手たちが乗っていけるように攻める工夫をするべきである。いつみても相手の出方を見てからという印象が強いと思っているのは私だけであろうか。そして冷静な中にも勝利への貪欲なひたむきさを持つべきだと思う。
 立命館---18分Jスペース見つけてTG、31分PG,42分Pから速攻→GTG、80分PG(2TG2PG計20点)
京産大---16分PG、37分Fスペース見つけTG、45分F→K→ラック→GTG(2TG1PG計17点)

戦力で劣る京産大がひたむきなDF,アタックを見せて好ゲームになった。惜しみなく体を張りタックルやサポートに入る選手が目立つ。勝利への執念では関西一ではないか。立命館は好選手をそろえているが相変わらずミスが目立つ。

10/3  サントリー23−21東芝   神戸製鋼30−14トヨタ

 サントリー---13分PG、25分J江見右中間にトライ、31分右隅にL村田トライ、48分パスをつないでCベンゼ中央にトライ、80分PG(3T1G2PG,計23点)
東芝-----40分PT、55分スクラム→J大島TG、74分パスをつないで中央にC梶川トライ

 両者、互いに譲らず面白い試合を展開していた。W杯に主力選手を取られながら、だからこそ残った選手たちは必死にDFに行き、隙あらば突破を図ろうとした。前半はサントリー優勢に試合を進めていた。東芝、攻めこむもサントリーDFに阻まれて押し戻される展開が続いた。後半に入ると、攻撃のリズムがあってきたのか、一時は逆転したが最後にペナルティゴールを決められサントリーが逆転勝利
 神戸製鋼---40分PG、44分I山中キックパス→MキャッチしてT、60分Mインターセプト60m独走TG、68分PG、75分スクラム→NO8前川TG、80分MTG(4T2G2PG計30点)
トヨタ----10分PG、16分PG、52分PG、78分ラインアウト→モール→G右隅T(1T3PG計14点)

 前半神戸製鋼攻めるも、ミスが出てはトライを奪えず、逆にトヨタはワンチャンスをものにする形で攻め込んではPGを挙げて、リードを奪う。後半、ようやくキックパスが通り念願のトライを奪うが、そこからまた沈黙、アンダーソンの活躍でなんとか勝利をものにした。

8/16  日本代表20-45世界選抜

 世界選抜--6分PG、11分PG、21分ターンオーバーから最後はG→MとつながれTG、32分PG,38分PG、53分キックパス→HTG、61分Mの突破→K→HTG、70分ターンオーバーからのキック→MTG、79分自陣からのカウンター攻撃→MT(5T4G4PG合計45点)
日本代表--14分堀江の裏へのゴロキックから最後はD→MとつなぎTG、48分PG、56分PG、68分ラインアウト→モール→PTG(2TG2PG計20点)

さすがに1対1では勝負にならない。世界選抜の選手たちは、それなりの経験を持って、日本代表と戦っていた。暑さ対策としても、前半は無理をせずPG狙いで、後半はあくまでトライを狙いに行くスタイルをつらぬいた。日本代表は、接点でボールを奪われ、世界選抜のディフェンスの硬さとプレッシャーに押され、狙っていた速い攻撃を封じられた。南アフリカも、この試合を見ている。日本代表は、南アフリカに対し、接点で負けない工夫がどこまで取れるか、大きな課題である。 

5/10  立命館25-19摂南大  同志社59-0関西大

摂南大は、Gトプイ、Jジョネの突破による攻撃力は脅威であるが、外人勢を止めることができればそれほど怖くはない。立命は前半はてこづっていたが、 後半に入ると主導権を握りなんとか勝利に結びつけた。
摂南大ーーー1分Gトプイ、8分Gトプイ、37分Gトプイのトライで、3T2G合計19点
立命館ーーー6分、33分C、44分G、74分キック→追走者が押さえてトライ(5T合計25点)
 同志社ーーー@海士→石橋 A中尾→永田 B才田→趙 C山田→小林 D森山→戎 E野中→丸山 F末永→中村 G高田→秦 H岩村→大越 I渡邉→永富 J岩本→高井 K高井→吉澤 L石田→高倉 M木村→佐藤 N崎口→森島
前半4分ラインアウト→モール→Gトライ、21分左サイドから右サイドに振ってL→Nトライ、32分スクラム→G→Mトライ、37分KDFのギャップついてトライ(4TG計28点)、後半19分Cの突破→F30m走りトライ、30分J→永富とつないでトライ、73分、75分、80分にもトライ(5T3G計31点)
セットプレーの精度は仕方ないが、関西大のミスに助けられたこともあるが、DFの意識は総じて同志社の選手にはあったか。打倒関東、とりわけ帝京大となればハードルは高い。迅速なサポートプレー、ゲームの流れを予測する試合勘、攻撃時の集中力などなど、これから鍛えていく部分はたくさんある。高い目標を掲げて、チーム内でのポジション争いを勝ち抜き、選手層に厚みをつけていってもらいたいものである。

5/9   日本代表66-10韓国代表

日本代表は、2分にK田村のキックパスが見事にJ福岡の胸に収まり、そのまま先制トライ(7-0)となり、幸先良い出足となる。けれども、10分韓国代表Lが、五郎丸のパスをインターセプト、70m独走トライを見せる(7-7)。そして14分センターライン近くでのスクラムサイドから出たボールを、韓国代表がうまくつないで、トライ寸前までいく。J福岡が追いつきなんとか防いだが、N五郎丸のシンビン宣告とあわせて不安をよぎらせる展開となる。
その後10分は14人での戦いとなった日本代表であるが、そこではたくましくなったジャパンが見れた。ひとりひとりの危機感が集中力を増して、16分Lヘスケス→J→I立川とつないでトライ、24分L二人のタックルを外してトライ(19-7)、五郎丸が線れるに復帰すると29分、39分にもトライを追加して、前半を31-7で折り返す。後半早々は、韓国がボールをキープして50分にPGを返されるものの、後半も5トライを挙げて66-10で勝利をものにした。ラインアウトの精度が気になったものの、終わってみればボールをつなぐ連携はよくなっている。DF面では、ギャップを突かれてサイドライン沿いに抜かれる場面も何度かみられた。