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2013年度  

3月9日   パナソニック30−21東芝

前半立ち上がり早々はパナソニックがボールを支配し続けた。そして東芝Eベイツのシンビンがあったにもかかわらず、、得点差が開かなかったのはひとえに東芝のDFが激しかったことに尽きる。それが、前半の後半に生きてくる。数少ないチャンスを活かしトライに結びついた。東芝は19分相手陣に迫り、H→I→J大島へとつなぎパナソニックDFのギャップをついてトライ。対してパナソニックは30分、Iバーンズが上手くゲインしてJ山田にパストライを返すが、東芝は34分望月がスペースをついて突進、タックルをはずしてトライを奪う(パナ10−14)。一進一退の攻防がその後続くが、ハーフタイムを迎える。後半も、たちあがりからゲームを支配したのはパナソニック。46分I→K林でトライを奪うと、56分にはPGを成功させ、リードを広げる。61分にはH田中のキックチャージからパナのFWの突進→Iの、キックパス→ピータセンにわたりトライ(27−14)としてほぼ試合を決めたかに見えた。しかし、東芝も勝利への執念を捨ててはいない。次のリスタートで絶好のチャンスをあっという間にFリーチのトライに結び付けて(27−21)、試合をひっくり返そうという気力を見せた。しかし、試合の流れが変わるかに見えた73分スクラムから出たボールにすばやく絡んでH田中が東芝のペナルティを誘う。そこでPGを決めて(30−21)、パナソニックは残り時間を余裕を持って進めた。東芝も安定したセットプレー、そして勝利への執念を見せてくれたが、一瞬の反応の速さでパナソニックが優位であった。それがパナソニックに勝利をもたらしたようである。

3月1日   神戸製鋼5−46パナソニック   東芝25−24サントリー

パナソニック、DF・アタックともにチームとして機能していた。選手個々の状況判断・そしてブレイクダウンに入るはやさなどで、ターンオーバーによりチャンスを広げては的確に得点に結び付けていた。その点神戸製鋼は個々の力では負けていないものの、密集サイドへのボールへの仕掛けで負けるなど、時間の経過とともに劣勢になっていった。前半最後でトライをかえして5−13と後半に期待を抱かせたものの。パナソニックの攻勢に受身になってしまったのが敗因である。
サントリー、4分、31分にあっさりトライを奪い、しかも後半立ち上がり早々にもHヂュプレアの状況判断の上手さから中央にトライ24−6としたところで勝負ありと思ったが、そこから粘り強い東芝の反撃が起きる。後がないことでチームとしてのまとまりができあがったのが勝因かもしれない。少しずつFWがセットプレーでもブレイクダウンでも優位に立ち始めボールを支配し続けた。56分、ラインアウト→モール→Eベイツのトライ、61分は認定トライを奪い(20−24)、4点差に迫る。そしてその勢いのまま65分またまたラインアウト→モールでトライを奪って逆転。そのあとは優勢に進めながら、一進一退の攻防が続き、ノーサイド寸前サントリーはPGのチャンスを得るが、残念ながら入らず。東芝は逆転勝利を収めた。

2月23日   神戸製鋼28−26ヤマハ

手に汗握る好ゲームとなった。両者一歩も譲らず、攻撃・防御とももてる力を出し切ったのではないか。立ち上がりから、神戸が2本続けてPGを決めるものの、ヤマハも33分にPGを返した(神戸6−3ヤマハ)。しかし、神戸もすかさずPGを返すと、37分ヤマハはN五郎丸のハイパントをうまく確保。それをF山本がトライして逆転(9−10)、ハーフタイムを迎える。後半にはいると45分ヤマハはPGを成功させ(9−13)と差を広げる。52分パスをうまくつないで、神戸はN浜島→M今村とつなぎようやくトライを挙げる(14−13)。しかしヤマハも負けてはいない。58分FW・BK一体となった連続攻撃であざやかにトライ(14−20)。62分にはPGを成功してリードを広げる(14−23)。69分神戸はヤマハ陣奥深くに入りI→G→Nとつないでトライ(21−23)。73分ヤマハはまたもPGを成功引き離す(21−26)。そして77分、神戸は大きなチャンスでヤマハ陣に迫り、PKからモールで中央にトライ、ゴールも決まり再逆転(28−26)。残り時間は、神戸陣内に大きくヤマハが攻め込んだものの、ボールを支配したのは神戸、ノーサイドを告げるホーンが鳴ると、外に蹴りだして神戸が勝利の美酒を飲むことになった。

2月11日   パナソニック45−22サントリー

前半はサントリー3トライ、パナソニック1トライでサントリーがボールを上手く運びトライに結び付けていた。サントリーEスミスは超人的な活躍を見せて、ラックのボールを再三ターンオーバーするシーンが見られた。ただし、パナソニックもサントリーのペナルティーに対し、PGを3本決めて16−19でハーフタイムを迎える。後半も一進一退の攻防が続くが、49分パナIバーンズが上手く裏に抜けてJ山田にパス、そのまま中央にトライ(23−19)で逆転するとそれからはPG合戦。そこで引き離していったのがパナソニック(52分、66分、69分、72分、対してサントリーは59分の一本のみ)あっという間に点差が広がった(35−22)。両者必死の攻防に対し、少しずつだがタックルの遅れが目立ち始めたためであったのだろうが、その隙をつく感じで試合を運んだパナソニックが徐々に優勢になった。終了間際にバーンズのキックをチェイスしボールを押さえたのは交代してすぐの三宅だったのも印象的である。そしてさらなるPGを決めて45−22でサントリーの3連覇を防ぎ、パナソニックが見事に有終の美を飾った

2月8日   近鉄3−18トヨタ    NEC12−13ヤマハ

朝まで降り続いた雪が残るグラウンド、そして雨のふりそぼる中での試合。ボールが手につかず、せっかく訪れたチャンスもなかなかトライに持っていけない。両チームともディフェンスが堅固でロースコアの好勝負となった。そんな中で、トヨタが少ないチャンスをものにして勝利をものにした
NEC、踏ん張りを見せて、PGばありであったが着実に加点。後半10分近くまで9−0とリードするが、PGを返され、12−6までされて残り10分、ヤマハの勝負強さが発揮される。連続攻撃でゴール前に迫りラインアウト、モールで1点差五郎丸が難しい角度のゴールを成功させて逆転そのまま逃げ切った。

2月2日    神戸製鋼19−27サントリー

ラックでのすさまじいボールの取り合い。決勝進出を賭けて、両者必死の攻防が続いた。しかし、最後は相手のDFの隙を見出したサントリーが、勝利の女神を引き寄せた。神戸製鋼、アタック力はつけたものの、サントリーの防御力を崩せず、後一歩で及ばず。さらなる進歩を期待したい。

1月11日   近鉄17−20クボタ    神戸製鋼31−32パナソニック

クボタ、15分IのキックをN追走して抑える(0−7)、19分PG(0−10)近鉄ハーフタイム直前にPGを成功(3−10)。後半10分、ラインアウトモールからTG,24分LOサモ左隅にトライ(17−10)して逆転。しかし33分キック追走してLオツコロ再逆転トライ。近鉄勝利への執念みせるも、うまさでクボタ上回る。
試合開始早々パナMボールを中央に持ち込む(0−7)、4分後右サイドラインをL霜村走りぬける(0−14)、14分PG成功(0−17)、27分ようやくパスをつないでN浜島→Gマバカイトロとつなぎ、ゴールよこにトライ(7−17)しかし31分パナは大きく展開してMトライ(7−24)と大きくリードして折り返す。後半、積極的に前に出だした神戸、サポートが上手くいきだしたのか次々ゲイン、後半5分、12分、17分と連続トライを挙げて逆転(31−27)とするそこから15分は試合の流れはパナソニックに傾き、神戸は自陣ゴール前で防戦一方となる。良くしのいだがパナも粘りの攻撃を見せ34分右隅にトライして再逆転。神戸は直後PGのチャンスを得るが入らず、最後の攻めもパスが通らず無情のノーサイドとなる。

1月4日    神戸製鋼33−17NEC   1月5日 東芝29−30サントリー

前半は、両者ミスが多く接戦でハーフタイムとなる。後半はI正面のゲームメイクも冴えて、徐々に神戸製鋼ペースとなる。神戸、壷にはまれば破壊力ある攻撃を見せられる
サントリー、終わってみれば薄氷の勝利。両者死力を尽くした戦いを見せる。試合運びの差が勝敗を分けた感じ。

12月1日   近鉄21ー20NTTドコモ    東芝27−12トヨタ  

近鉄がドコモのDFをうまくあしらって前半は15−8で折り返すも、後半浮き足立ってドコモの攻撃に対し対処しきれず70分には逆転トライを奪われる。かろうじて、79分PGを得て逃げ切った
DF力があるチーム同士の試合。防御をどう崩すかであったが、双方とも最初のPkチャンスははずした。トヨタが15分に右隅にトライを奪うと、東芝も28分トライを奪い返す。後半に入ると、東芝がリズムをつかみ始めるが、トヨタのしつこいDFでなかなか得点できない。緊迫した試合が最後まで続いたが、攻撃力で上回った東芝が逃げ切った

10月27日  神戸製鋼33−11NTTコミュニケーションズ

神戸製鋼、前半はFWのセットプレーが安定せず苦戦。風上に立っていてもなかなかその優位性を活かしきれなかった。1トライ、2PGを挙げたのみで前半は11−3で折り返す。後半10分を過ぎたあたりから、ブレイクダウンでもようやく優位に立ち、ここの突破力もあり2トライをあげて突き放しにかかり終わってみれば33−11、4トライを挙げてセカンドステージの上位グループに滑り込んだ。NTTコムも粘りを見せたが、及ばず。

10月19日   NTTドコモ7−20トヨタ    近鉄17−26ヤマハ

両チームともに堅固なDFで、緊迫した試合になった。そんな中、トヨタは着実に加点し(前半1TG1PG,後半2T)、リードを広げた。DFに対して、攻撃力の面でゲインするもなかなかトライを奪えないといった意味では、トヨタも決定力がないといえるし、ドコモは突破力を引き上げる必要がある。
第一試合と異なり、こちらはカウンターの打ち合い。DFがすばらしかったというよりは、決定的な場面でミスが目立ったこともあり、面白い試合ではあったが、試合に緊張感を感じさせなかった。近鉄は、今期好調のヤマハを追い詰めかけていたが、やはり一枚も二枚も駒が少ない印象で、良い試合はするがもう一歩及ばないのが残念

10月6日  サントリー24−17豊田織機   トヨタ43−10神戸製鋼

サントリーも攻めきれない。対して織機は、果敢にサントリーDFをこじあけていった。後半は、完全に織機ペースという印象が強かった。残念ながら、追いつくことはできなかったが、サントリーの破壊的な攻撃力を封じ込めたのは自信につながるであろう。
神戸、チャンスにミスを続出。トヨタのDFが良かったせいでもあるが、神戸製鋼はミスの連発で惨敗した。対してトヨタは、今期の不調を完全に払拭するかのように走り勝った。特に新人M彦坂がスペースを見つけて、DFのギャップを見つけて4トライを挙げたのは立派。試合のリズムをどう作るか、それが勝敗を分けた象徴的なゲームとなった。

9月15日  NEC34−33サントリー

NEC、サントリーを上回るハイスピードの攻撃を見せ、防御面でも前に出てタックルをし続けてプレッシャーをかけ続けて、サントリーのミスを誘い、久々のサントリーからの勝利を得る。二人のシンビンを出しながら、そして一度は逆転されながら、勝利を追い続けた結果勝利の女神が微笑んでくれた。ロスタイム寸前のWTBナドロの執念のトライで一点差、そしてGKが決まり劇的な逆転トライによる勝利だった。サントリーは、さすが地力がある。前半30分過ぎで0−18。それからの逆転劇は力がないとできない。でも、油断からか、もう少し早めの修正ができなかったのが敗因。

9月7日   神戸製鋼43−14九州電力

神戸、前半立ち上がり早々はもたつき九州電力の突破を許し、2トライを奪われる。ようやく32分1本返して、ハーフタイム寸前にPGで10−14とする。後半に入っても九州電力のDFが堅く15分過ぎまではもたつきが目立ったが、ようやく九電の疲れも目立ち始め連続トライが生まれる。個々の強さから次々と突破する選手が出てきてサポートもしっかりしており、終わってみれば大差がついていた。もう少し早くリズムがでてくれば、神戸の試合は安心できるのだが、まだまだいつ足元を掬われても仕方がないかなという戦い方が危惧されるところである。

9月1日   神戸製鋼28-26NEC

雨天の中とはいえ、神戸ミスが多すぎる。NECは守備力があり、攻撃への切り替えも見事であった。神戸、苦戦しながらも勝利したことを喜んで、次に備えることができれば・・・

6月23日    日本代表38−20アメリカ代表

アメリカの俊足BKにかきまわされたものの、なんとか無事勝利で春シーズンを終了することができたのは良かった。前半は2トライ挙げたものの、アメリカにも2トライを献上。一瞬のDFのギャップを衝かれ、あっさり得点を献上。前半37分、ようやく連続攻撃で敵陣にはいり、Eツイが防御ラインを突破すると、そのまま中央にトライ(19−15)して、ハーフタイムを迎える。後半立ち上がり3分N五郎丸→M廣瀬でトライを奪うと、ようやく日本に勝利の女神が微笑んだのか、アメリカゴールライン前でチャンスをつかみ、相手Bのシンビンをきっかけにペナルティトライを奪い31−15と大量リード。勝負の行方を決めた。ウエールズからの初勝利をきっかけにカナダ、アメリカを連覇して、精神的な面で自信をつけたことが今後の成長につながることを期待したい。

   6月8日   日本代表18−22ウェールズ代表

フィジー・トンガに2連敗とよいところが見られなかったジャパンが、ほぼ満員の花園(10年ぶりに見たと思うのだが・・・、いやトップリーグが始まる前全国社会人大会の準決勝だったか三洋電機対神戸製鋼戦以来ではないだろうか)を沸かせてくれた。前半、ウェールズ陣地深く攻め込んで、ラインアウト→モールからFブロードファーストが飛び込んで先制トライ。11−6で前半を折り返した。後半6分PGを返されて11−9。さらには、19分にもPGを奪われ11-12と逆転され、その後23分一瞬の隙をつかれて、右中間を相手ウイングに走り抜けられてトライ(11-19)を奪われるまで、前で止める丁寧なDFを見せて守っていたが、ウェールズに大きくゲインさせず我慢していたジャパンが粘れたのはそこまでであった。30分には、ウェールズのミスに乗じてお株を奪うような攻めを見せ、M藤田が右中間にトライを奪ったものの、金星にはつながらなかった。でも、満員の観客を最後までひきつけたジャパンの健闘に拍手を送りたい。

   6月15日   日本代表23−8ウェールズ代表

日本代表、キックオフ直後から気迫十分。勝利への執念を燃やしてボールに食らい付いていた。それでも、前半はお互い激しい攻防の中でトライチャンスをつかめず結局PG2本対1本の6−3で折り返す。後半に入ると、少しずつゲームは動いてくる。後半4分、ウエールズ手詰まり感の中で、Iがループを見せて左サイドで人を余らせJが先制トライ。日本もその5分後相手ミスから大きくゲイン。左中間から中央へ、ラックを生かしてそこからH→K→M→H→Kと渡り相手ラインを越えて再逆転(13-8)。後半19分、やはり相手ミスからのゲインで中央ラック→H→L→Fブロードハーストがトライゴールも決まり20−8と大きくリードした。焦りからか、ウエールズは激しい攻撃を見せて日本ゴールに迫るが、なかなか日本のDFを崩せない。36分、貴重なPGを決めて23−8とし、そのまま日本は逃げ切った。貴重な貴重な勝利を手に入れた。

6月19日    日本代表16−13カナダ代表

前半3−3で終了。雨が降り注ぐ中、緊迫した攻防が続く。後半先にチャンスをつかんだのは日本、後半12分そこは手堅くPGを決めて6−3と一歩リードしたものの、湿度の高さにまいっていたカナダが積極的に速攻で攻めて14分K→H→Lとつなぎゴールポスト横に先制トライ、あっさり逆転される(6−10)。しかし、ホームのアドバンテージがある日本はあわてずに22分I立川が大きくゲインチャンスと見た日本はH田中→L→N五郎丸とつないで逆転トライゴールも決まり13−10と再びリードした。その後26分にカナダがPGを返して同点。拮抗した好ゲームが続く。32分日本は追加点としてPGを奪い、その後もチャンスと見れば攻め続けるが、残念ながら追加点を奪えず、なんとか16−13で逃げ切った。