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1月 大学選手権&高校選手権観戦記 

☆1/1  桐蔭学園32−5桂  秋田工7−43大工大附  報徳学園0−48伏見工  黒沢尻北7−34長崎北陽台  大分舞鶴40−21佐賀工  茗渓学園35−24東福岡   国学院久我山7−38東海大仰星  高鍋5−39啓光学園   

どのチームも、勝利の女神に微笑んでもらおうと必死の戦いを挑んでいるが、やはり選手個々のフィジカルさとフィットネスが高いチームがベスト8には残ってきた。もちろんディフェンス力の高さが、大きなポイントになるのであろうが、そこにチームとしての成熟度が加わるようである。茗渓学園は、組織力で東福岡を倒した。どのチームもミスの少ない良いチームではあるが、これからの戦いは練習した事をどこまで試合に出していけるかが勝敗を左右していく。ノーサイドの笛がなるまで、勝利の執念を捨てず戦い抜く気持ちを維持したチームが、勝ち残っていく事であろう。

☆1/2  同志社15−31関東学院   早稲田61−5法政

同志社ー@中村A諸隈B田中→山本C佐藤D浦E大西F川嵜G深澤H田原I君島J正面K今森L大橋M宇薄N宮本
関東ー@林A田中B笹倉C三根D北川勇E北川忠F坂元G土佐H吉田I藤井J小柳K重見L櫻谷M北川智N有賀
同志社ー3分I→K→M左隅トライT、14分PG、51分モール→展開H→I→K→JTG(2T1G1PG計15点)
関東ー12分E→MT、32分スクラム→HT、39分モール→CTG、53分モール→N突破TG、76分N抜けて→I→L→MTG(5T3G計31点)
◎同志社雨中のなかでFW善戦(?)するも、肝心なところでラインアウト安定せず。完璧な戦いをすることで勝機を見出そうとしているチームにとっては無情の雨だったかもしれない。しかし、天候を言い訳にしてはならない。それだけの準備をしていなかったチームとしては、仕方がない予期した結果であったかもしれない。たらればは通用しない世界で、最後まで良く戦った事に対して健闘をたたえたい。今回の敗因は最後まで安定しなかったセットプレーであり、修正し切れなかったスクラムであろう。FWが五分に戦えれば、BK勝負で勝利の女神を引き寄せられる事ができたのであろうが、それはいうまい。チームとして関東にあと一歩の力がなかったのであろう。雪辱を期してまた新たな一年が始まる。この試練を乗り越えれば、あらたな同志社時代が始まる。それを信じて雌伏の時を歩んで欲しいものである。

☆1/3  茗渓学園8−27桐蔭学園  大工大附29−12啓光学園  長崎北陽台20−24伏見工  大分舞鶴7−55東海大仰星

桐蔭ー4分PG、18分中央スクラム→J大川T、28分大きく展開→K保坂T、45分キック→追走N仲宗根TG、54分モール→G松本TG(4T2G1PG計27点)
茗渓ー12分キック→追走M香焼T(1T1PG計8点)
◎北中睦雄  FW平均体重 茗渓83.6Kg 桐蔭93.7Kg 安定したディフェンスを見せた桐蔭学園が、茗渓学園のアタックを良く防ぎ着々と加点して勝利に結びつけた。茗渓学園も最後まで諦めずに攻めるも、最後の突破力がなかった。
大工大ー4分チャージ→J中浜T,13分I橋野抜けて→JT、23分J抜けてキック→J左隅TG、34分モール→G杉本TG、48分キック→J中浜T(5T2G計29点)
啓光ー30分N田辺TG、60分F大谷T(2T1G計12点)
◎渡辺敏行  FW平均体重 大工大83.9Kg 啓光学園85.4Kg 大工大、啓光学園のアタックに対し果敢にタックルにはいり、ボールの支配を許さない。ミスを引き出してはカウンター攻撃を仕掛け、あっさり3トライを挙げる。こうなると力が均衡しているだけに大工大のペースとなる。啓光学園はボール支配率は高いものの、焦りからノックオンなどのミスが多く自分たちのペースに持ち込めない。今日は啓光学園のお株を奪ったディフェンスからのアタックで大工大が貫録勝ちとなった。啓光学園の5連覇を阻止。
北陽台ー15分モール→A柴田TG、23分PG、43分モール→@松井TG、50分PG(2TG1PG計20点)
伏見ー8分モール→F辻井TG、20分スペース見つけてN清島TG、35分I文字キック→J長谷川T,59分パスをつないでL南→J右隅T(4T2G計24点)
◎RF斉藤卓将  FW平均体重 北陽台85.7Kg  伏見85.8Kg 北陽台、少ないチャンスを得点に結びつけて伏見に最後まで食らいついた。伏見も攻めてはいるのだが、最後の攻めで攻めきれず戻される。そして後半13分モール攻撃から北陽台が待望のトライを挙げると、続く20分絶好の位置でPKをもらう。ためらうことなくPGを成功させ逆転.俄然勢いに乗る。伏見はアタックに決め手を欠くだけに、残り時間が減っていくにつれて焦りの様相。けれども試合巧者ではあった。ロスタイム寸前に相手陣深く入り込みチャンスを物にした。北陽台惜しい勝利をノーサイド寸前に逃した。
舞鶴ー60分モール→G日浅TG(1TG計7点)
仰星ー2分K野上TG、10分モール→A井上T、17分スクラム→展開→M福田TG、28分KTG、33分ラインアウト→モール→C星野T、38分I米田スペース見つけてTG、52分F西川TG,57分N鮫島T(9T5G計55点)
◎RF河野文高  舞鶴FW平均体重87.8Kg 仰星92.5Kg  東海大仰星堅いディフェンスを武器に、また重いFWを前に出して得点を重ねる。FWは重いだけでなく、相手デイフェンスを翻弄するかのようなスピードも兼ね備えており、接戦の期待を裏切って着々とトライを生んだ。予想外の大差になってしまったのは残念。

☆1/7 高校選手権決勝

伏見ー13分スクラム→K→N→J長谷川TG、18分ラック→H→I→M菅生TG、24分PG,28分H→I→M→JTG、43分ギャップを見つけてF辻井走りきるT、60分内田TG(5T4G1PG計36点)
桐蔭ー35分モール→H桜井TG、54分ラインアウト→モール→D山田T(2T1G計12点)
◎前半風上にたった伏見が、好ディフェンスからカウンター攻撃をかけてチャンスをつかみ着々と加点していった。前半で3トライをあげた伏見は、うまく試合の主導権を握り、後半5分に得点を許すも、自分たちのペースで試合を進めて、そのまま逃げ切った。高校選手権も3回戦あたりからは、組織ディフェンスがある程度整備されていない限り、勝ちあがれなくなっている。そして、それができていても、そこからはチームとしての熟成度を問われるようになっている。来年もまた激闘を期待している。

☆1/8  関東学院5ー41早稲田

関東ー@林A田中B笹倉C三根D北川E北川F阪元G土佐H吉田I藤井J小柳K重見L桜谷M北川N有賀
早稲田ー@前田A青木B畠山C内橋D後藤→権丈E豊田F松本G佐々木H弥富Ib曽我部J首藤K池上L今村M菅野→勝田N五郎丸→高橋
関東ー50分 北川T(1T計5点)
早稲田ー16分PG、25分ターンオーバー→B→JTG、29分IDG、35分I→M→H→ITG、46分H→I→N→E→JTG、70分スクラム→H→NTG、78分J→N→FTG(5TG1PG1DG計41点)
早稲田、お見事と言いたくなる勝利である。前半、ラインアウト安定せず、関東のしつこいディフェンスに攻めあぐねると、まずはPGで先制点。ターンオーバーからようやくトライを奪っても、そこで気を緩めることなくFWが押したところで追加点となるDG、そしてチャンスと見るや自ら持ち込んでダイビングトライ。曽我部の活躍が光った試合である。そしてまた前半終盤関東の猛攻にじっと耐えた早稲田FW陣の勝利であろう。ブレイクダウンの場面でのボールコントロール。しつこい絡みでなかなかボールを出せなかった関東。苦しみながらも少ないチャンスを生かした早稲田。前半で主導権を握った早稲田が、最後まで勝利の女神を味方にした試合であった。

☆1/15   高校西軍24−10東軍  大学西軍38−67東軍

西軍ー@仲村(報徳)→平方(佐賀工)A井上(仰星)→原(佐賀工)B神田(大工大)→有田(舞鶴)C星野(仰星)D玉田(岡山工)E高島(啓光)F池島(舞鶴)G村下(伏見工)→中田(荒尾)H東出(大工大)→日和佐(報徳)I文字(伏見工)J早田(舞鶴)K安部(仰星)L宮本(東福岡)→酒井(広島工)→中川(新田)M山口(北陽台)→船津(荒尾)N浦田(大工大)→田辺(啓光)
東軍ー@伊藤(桐蔭)→菅原(秋田工)A川西(流経)→岡本(久我山)B高坂(青森北)→和田(新潟工)C宮川(桂)D笹渕(旭野)E茅原(新潟工)→白土(札幌)F前田(仙台育英)G安藤(秋田工)→可知(岐阜工)H桜井(桐蔭)→李(朝明)I小原(茗渓)J大島(国学院栃木)K滝下(仙台育英)→坂本(黒沢尻)L三雲(成蹊)M大矢(青森北)N大野(茗渓)→小野寺(流経)

西軍ー30分F抜けて→JT,36分田辺TG、44分田辺TG、58分田辺T(4T2G計24点)
東軍ー12分ラインアウト→モール→ET、21分キック→JT(2T計10点)
西軍ー@中村(同志社)→山本(大体大)A諸隈(同志社)→喜田(京産大)B田中(同志社)→安藤(大体大)C佐藤(同志社)→松岡(大体大)D浦(同志社)→佐藤E前川(同志社)→西川(天理)F岡崎(京産大)G深澤(同志社)→前川H田原(同志社)→金(大体大)I君島(同志社)→福田(大体大)Jポンギ(花園)K今森(同志社)→大橋L大橋(同志社)→岩本(大体大)M宇薄(同志社)→築城(福岡)→正面N正面(同志社)→徐(京産大)
東軍ー@金井(慶応)→前田(早稲田)A湯原(流経)B畠山(早稲田)→山内(法政)C内橋(早稲田)D三根(関東)E北川(関東)→豊田(早稲田)F松本(早稲田)→堀江(帝京)G佐々木(早稲田)→フィリピーネ(大東)H弥富(早稲田)→吉田(関東)I曽我部(早稲田)→藤井(関東)J北川(関東)→首藤(早稲田)→今村(早稲田)K野村(法政)Lオツコロ(埼工大)M浜島(明治)N有賀(関東)→五郎丸(早稲田)

西軍ー4分LT、18分LT、37分HTG、43分松岡TG、65分岩本TG、67分NTG(6T4G計38点)
東軍ー10分Nの突破→MTG、21分KTG、28分首藤T、34分DTG、40分HT、50分LT、53分LT、68分フィリピーネTG、73分豊田TG、75分今村TG、78分MT(11T6G計67点)

東軍、個々の力で余裕をもった戦いぶり。